一昨日の米国市場に端を発した株式市場の下落は、東京市場も揺るがしました。米国と中国という2大経済大国の貿易戦争勃発の可能性が高まり、株式市場は全面安となりました。



キャプチャ - コピー




最近、VIXが20を超えることが頻回に発生しています。世界経済の動向や大国間の緊張の高まりのために、先行きが見通しにくいためです。


さて、今回のように金融市場が荒れている時には、参加者の多くは市場の動向に気をもんでいると思います。


私も2002年頃の市場下落局面では、暴落が気になって外来が手につかないこともありました。我ながら青かったです(笑)。


しかし、最近では株式市場の暴落は全く気になりません。むしろ、世界的な株価暴落が引き金となって発生しているリスクオフに伴った円高に注目しています。


2018.3.24のニューヨーク市場の終値が1ドル104円台でした。対米輸出が経済の柱となっている日本にとっては由々しき事態ですが、私個人の投資戦略では歓迎するべき状況です。


長期的には外貨資産を金融資産の柱のひとつにしたいと思っているので、円高は海外の金融資産を割安に購入できる絶好のチャンスなのです。


まだ1ドル100円を割っていないので参戦できていませんが、1ドル90円台に突入すれば打診買いを開始したいと思っています。


外貨資産を購入する方法ですが、下記2つの方法があります。
  1.  日系証券会社で海外株式(ETF)を購入
  2.  海外証券会社で海外株式(ETF)を購入


簡単なのは①の日系証券会社での購入ですが、混蔵寄託方式という毒饅頭がネックになるため、手間を惜しまないのであれば②の海外証券会社の方が望ましいでしょう。


私の場合は安易に日系証券会社を利用していますが、リスク管理の上から我ながら甘いと言わざるを得ません。余裕のある人は②の海外証券会社にトライもアリかもしれませんね。






★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



NY夜景

      



勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。