整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

三角骨骨折

手の三角骨骨折

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週明けの外来で、転倒して手をついてから痛みが続く方が初診されました。
この方は日曜日受傷のため、当直医師が初診で診察していました。


カルテには「三角骨骨折疑い」と記載されていました。三角骨骨折なんてめったに無いのに、エラク自信家の先生だなぁと思いながらXpをみると、手関節背側に裂離骨片があります。


同日に撮影されたCTをみると、三角骨背側の裂離骨折のようでした。う~ん、確かに三角骨骨折(Os triquetrum)です。これは珍しい・・・。なかなかデキル先生だと思いました。


以前も、私は同様の骨折を経験したことがあります。 手の外科の実際 、Campbell's Operative OrthopaedicsGreen's Operative Hand Surgery のいずれにも簡単な記載しかありません。



前回の症例は背側の裂離骨折でした。裂離骨片を内固定する手段が無かったため、消去法的に保存治療を選択しました。そして、今回の症例でもほぼ同様の所見でした。


Green's Operative Hand Surgery に4-6週間の外固定とあるので、半肢ギプスを巻いて保存治療を施行しました。今回も偽関節化して疼痛が残れば骨片摘出術で対応しようと思います。



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手の三角骨骨折を経験しました!

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先日の外来で自転車で転倒して手をついてから痛みが続く方が初診されました。
診察すると手関節(橈骨遠位端ではない)に限局した腫脹を認めます。


単純X線像を施行すると側面像で手根骨の裂離骨片を認めました。そこでCTで精査をすると、どうも三角骨骨折(Os triquetrum)のようでした。う~ん、これは珍しい・・・


axi - コピー
sag - コピー




医局に戻って 手の外科の実際 、Campbell's Operative OrthopaedicsGreen's Operative Hand Surgery を紐解きましたが、簡単な記載しかありませんでした。


そこで、もう一度CTを読影すると、背側の裂離骨片を有効に内固定する手段が無いことに気付きました。この骨折型では消去法的に保存治療しかなさそうです。


Green's Operative Hand Surgery に4-6週間の外固定とあったので、半肢ギプスを巻いて保存治療することにしました。偽関節化して疼痛が残れば骨片摘出術で対応しようと思います。



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手の三角骨骨折を経験しました

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昨日の午前は、出張先での外来でした。
若年の男性が交通事故で手をついてから手関節部の痛いが続くということで受診されました。


局所所見は手関節の腫脹・圧痛をみとめ、関節内血腫の存在を疑いました。ただ、橈骨遠位端や舟状骨も含めて圧痛点が明瞭でないため、念のためMRIを施行しました。


MRIの所見では三角骨に骨折を認めました。単純X線像を見直しましたがやはり骨折は分からなかったので、転位無しと判断してギプス固定を施行しました。


舟状骨と比べて偽関節化する確率が低いのであまり重要視されませんが、三角骨骨折は珍しい骨折と思います。
有鈎骨骨折もそうですが、手根骨骨折の診断は単純X線像だけでは難しいですね。


手根骨骨折を疑ったらCTやMRIを施行を検討するべきだなと改めて感じました。



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