昨日は勤務先の病院で日当直をしていました。
ゴールデンウィークで痛めつけてしまった肝臓を休ませるにはもってこいの休肝日でした(笑)。


昨日はどういう訳か、何件か続いて肩関節周囲の骨折の方が来院されました。4人目ぐらいになると、「またか」という感じで身体所見のみで軽々しく診断の予想を話してしまいました。


「おそらく肩鎖関節脱臼なので心配ないでしょう」と言ってしまったものの、単純X線像を確認すると鎖骨遠位端骨折(Craig type 2a)でした・・・。若年者なので一般的には手術適応です。


最初に、「おそらく心配ないでしょう」という軽はずみな事を口走ってしまったため、微妙に患者さんからの信頼感が無くなってしまったことを感じました。


一応、手術をお勧めしたものの、私の勤務する病院では手術を受けないかもしれません。延々と外来や救急をこなしていると、だんだん惰性が頭をもたげてきます。


しかし、いくら疲れてきても、患者さんに向かって軽々しく予想だけで話をしてはいけないと改めて思いました。患者さんとの会話は常に緊張感が必要ですね。




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