先日、昼食を食べに行った帰りに、病院の前で話題の「フルーツ売りの若者」に遭遇しました!同僚医師とぶらぶら歩いていると、20歳台女性がカゴを抱えて近づいて来たのです。


「売れ残ってしまったので1つ買ってくれませんか?」と言われました。大きなカゴにフルーツをてんこ盛りにして、いきなり登場されたので少し面喰いました。


ただ、結構涼やかな感じで好感の持てる印象でした。もちろん、こんな所でフルーツを買っても・・・という感じだったので断りました。


遭遇した時には「フルーツ売りの若者」の存在を知らなかったので、フルーツ店を起業した若手経営者、もしくは熱心な従業員だと思っていました。最近の若者は、なかなかヤルナ!


その後も病院前をウロウロして外来患者さんにセールスしていたので、病院の事務職員から注意を受けて追い出されたようですが・・・


しばらく「フルーツ売りの若者」のことは忘れていましたが、ネットで彼らの正体を知ってしまいました。詳しくはこちらをご覧してください。少しやるせない気持ちになりました。


彼らは、アルバイト情報誌の「日給1万円」という広告で釣られて、フルーツ売りの会社に集められるそうです。そして、そのシステムは下記のごとくです。

  1. 朝、フルーツ売りの会社に集合
  2. 朝礼では全員で円陣を組み、「今日もがんばって売ろう」と笑顔でハイタッチ
  3. 仕入れた売れ残りフルーツを、腐ったものは捨て、売れそうなものだけカゴに入れる
  4. リーダーを中心にグループになって、当日に売りに行くエリアを決める
  5. 現地に着いたら、ひたすら売り続ける
  6. 給与は出来高払い

このフルーツ売りの会社のシステムでは、グループのリーダーになるためには、売り上げの成績を上げなければならないそうです。


リーダーにもいくつかのステージがあり、一番の上のステージではフルーツ売りの会社のオーナーとして独立できるそうです。 「夢」を準備しているところがポイントです。


このように、フルーツ売りの会社は、「夢」と引き換えに若者の労働を搾取する、いわゆる「やりがい搾取」をビジネスモデルとしているそうです。


やりがい搾取は、いろいろな仕掛けでやりがいを感じさせて、低賃金で働かせて搾取するシステムです。代わりがいくらでもいる若者から、身体や精神が壊れるまで搾取するのです。


その仕掛けが、自己啓発的な笑顔の朝礼や、いつかは独立できるといった「夢」なのです。ここまで読んで、そんなのに騙されるヤツが悪いだろうと思ったアナタ、本当に大丈夫ですか?


私たち医師の世界にも、似たような状況がゴロゴロと転がっています。下手に高度専門職であることが、「やりがい搾取」を気付きにくくしています。


その仕事は、真に自分の成長に資するものでしょうか? 特に経験年数の浅い医師には、忙しさにかまけていないで、真に自分の成長に資するものか否かを見極めて欲しいと思います。





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