整形外科医のブログ

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保管

コルセットは2年間保管させよう!

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先日、外来をしていると高齢者の第2腰椎圧迫骨折の方が初診されました。この方は半年前にも第11胸椎圧迫骨折を受傷されたため、フレームコルセットで治療を行った既往があります。


第11胸椎圧迫骨折の治療が終了してからはPTH製剤を投与していたのですが、残念ながら今回2度目の脊椎圧迫骨折を受傷してしまいました。


今回のケースのように脊椎圧迫骨折を一度発症すると、PTH製剤などできっちり治療を行っていても次々に他の椎体も骨折する傾向があります。


一方、以前にブログでご報告したように、療養費の支給には時期の制限があるため、直近の2年以内にコルセットを作製していると保険者から療養費の支給を拒否される可能性が高いです。


コルセットは治療が終了すると結構かさばって邪魔なので、放っておくと患者さんは脊椎圧迫骨折の治療が終了すると捨ててしまうことが多いです。


このため、脊椎圧迫骨折の患者さんの保存治療が無事終了しても、「2年間は新規にコルセットを作製できないので、捨てずに自宅で保管してください」と必ず伝えておく必要があります。



私はルーチンに上記を伝えているため、幸い今回の方も新しいコルセットを作成することなくスムーズに治療を開始することができました。



もしこの患者さんがコルセットを保管していなかったら高価なコルセットを自費で作成せざるを得ないところでした。細かい点ですが、お金が絡むことは慎重に対応するべきだと思います。



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2年間はコルセットを捨てないで!

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脊椎圧迫骨折の保存治療では、コルセットを作製するケースが多いと思います。
コルセットはかなり高価なのですが、治療を終了すると無用の長物と化します。


結構かさばって邪魔なので、患者さんは治療が終了すると捨ててしまうことが多いようです。しかし周知のように、脊椎圧迫骨折を発症すると次々に他の椎体も骨折する傾向があります。


フレームコルセットやダーメンコルゼットは、治療用装具として健康保険から療養費が支給されます(最近では一部地域で不支給となるケースがあります)。


しかし、療養費の支給には時期の制限があるため、直近の2年以内にコルセットを作製している場合には、保険者から療養費の支給を拒否される可能性が高いです。


このため、脊椎圧迫骨折の患者さんの保存治療が無事終了しても、「2年間は新規にコルセットを作製できないので、捨てずに自宅で保管してください」と必ず伝えておく必要があります。


このことを患者さんに伝え忘れると、数ヶ月後に他椎体の圧迫骨折を併発した場合、治療に困ることになってしまいます。細かい点ですが、お金が絡むことは慎重に対応するべきだと思います。



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