既にご存知の方も多いと思いますが、先週の15日にスイス国立銀行(スイスの中央銀行で日本では日銀に相当)がユーロ / スイスフランに設定された1.2の上限を撤廃する決定をしました。


この突然の発表を受けて、瞬間的にスイス・フランが大暴騰を演じました。 この決定は、スイス中央銀行がスイス・フランの上昇を抑え込む無制限介入政策を放棄したことを意味します。


この影響で、欧州を中心にリテールFX業者に膨大な損失が発生しました。 現時点で判明しているだけ、上場会社であるAlpari(世界5位)とFXCM(同3位)が事実上の倒産に至っています。


世界のFX業界の取扱量でのランキングは下記のごとくです。上位の2強が日本のFX業者で、3位以下に欧米のFX業者がランクインしています。


   1位  GMOクリック証券
   2位  DMM.com証券
   3位  FXCM            → 同業他社によって救済
   4位  SaxoBank 
   5位  Alpari             → 破綻



今回は、スイス・フランの取扱いが多い欧州のFX業者を中心に、瞬間的に膨大な損失が発生したようで、世界3位と5位のFX業者が瞬間的に倒産してしまいました。


いくらスイス中央銀行による予想外の発表とは言え、極度のボラティリティ(変動)が発生すると、大手の上場企業と言えども瞬間的に破綻するほどFX業界は不安定な業界のようです。


巨額のレバレッジを利かせたリスクの管理はプロでも難しいのでしょう。 幸い、現時点で日本のFX業者への影響は限定的のようですが、今回の教訓を私は重く受け止めています。


やはり、FX業者を通じて通貨の長期投資を行うことは危険な行為であることが、はからずも今回の事件で証明されてしまいました。


一応、破綻したAlpariの日本法人のHPを拝見したかぎりでは、投資家の資産は全額保護されるようです。しかし、FX業者の破綻のため、16日付で全てのポジションは強制決済されるようです。


私も以前、日本国債先物のCFD取引でCMCマーケッツの撤退のために、強制決済の憂き目に遭ったことがあります。


いくら投資家資産が全額保護されると言えども、FX業者に強制決済されてしまうと含み益のある場合には、意図しないタイミングで多額の税金を徴収されてしまうリスクがあります。


資産形成マニュアル の中でも解説しているように、私のFX利用方法は、レバレッジを1~3倍程度の低レバレッジに抑えた外貨預金的な使用方法です。


低コストのFX業者を利用して、長期的にわたって外貨預金的に運用するという目的を達成するために、私は大手金融機関がバックにいて財務的に安定しているFX業者を選択しています。


しかし、上場企業でも瞬間的に倒産するほど不安定な業界では、完全にリスク回避することは難しいようです。 FX業者を利用した外貨投資戦略について再考の余地があるかもしれません。



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