整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

刺青

MRIと相性が悪いのは朱色の入れ墨!

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先日の外来で、左下肢痛としびれが半年ほど続いている方が初診されました。
年齢が40歳ということもあり、SLRは陰性です。


しかし、身体所見からは腰椎椎間板ヘルニアを強く疑います。そこでMRIを施行しようとして問診をとったところ、刺青があることが判明しました。


腰部には無かったのですが、肩に10cmほどの”刺青”がありました・・・。ご本人にメリットとデメリットを説明したところ、MRIは見合わせることになりました。


今回は青色系統の刺青だったので、臨床上は刺青による皮膚熱傷の可能性は低いと考えていたのですが、ご本人が怖がったので私も無理強いするわけにはいきません。


一般的に朱色系は、熱傷や変色の危険性があり勧められません。一方、最近のアートメイクやタトゥーには、金属成分がほとんど入っていないのでMRIには影響が無いケースが多いそうです。


有害事象が発生するのは確率論なので、基本的にはMRIを施行するメリット・デメリットを勘案した上で、施行する場合には御本人の同意を得るというのが現実的な対応だと思います。






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MRIと刺青

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昨日の午前はアルバイト先で外来をしていました。
転倒してから背部痛が続く80歳台の方が受診されました。


単純X線像では明らかな新鮮圧迫骨折を認めませんが、胸腰移行部の叩打痛が著明で現病歴と身体所見からは脊椎圧迫骨折である可能性が高いと判断しました。


しかし、脊椎圧迫骨折として治療を開始するには、やはり客観的な証拠が必要です。そこでMRIを施行しようとして問診をとったところ、刺青があることが判明しました。


腰部には無かったのですが、肩に立派な”刺青”がありました・・・。少しMRIを施行するか否かを考えましたが、メリットとデメリットを勘案してMRIを施行することにしました。


今回は青色系統の刺青だったので、臨床上は刺青による皮膚熱傷の可能性は低いと判断したのです。そして、ご本人の同意の上でMRIを施行することにしました。


 一般的には特に朱色系は、熱傷や変色の危険性があり勧められません。しかし、私は背中全面に刺青のはいった頚髄損傷の方にやむを得ずMRIを施行したことがあります。


この際には幸い熱傷や変色は併発しませんでしたが、MRIが1.5テスラだったからかもしれず、2~3テスラではどうなるかは分かりません。


脊髄損傷等の生命に関わる場合には刺青があってもMRIを施行しますが、その他の場合には施行するべきかどうかを悩んでしまいます。


今回の背部痛が続く80歳台の方はご本人の同意の上でMRIを施行しましたが、同日に受診した腰椎椎間板ヘルニア疑いのアイラインのはいった30歳台女性はMRIを希望されませんでした。


基本的にはMRIを施行するメリット・デメリットを勘案した上で、施行する場合には御本人の同意を得るというのが現実的な対応方法だと思います。



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眉の刺青はMRI撮像可能なのか?

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先日、診察中にMRI撮影室から電話がありました。「本日はお休みの他の整形外科ドクターが依頼した腰部脊柱管狭窄症の方の眉に刺青があるのでどうしたらいいでしょうか?」という問合せでした。


眉毛の刺青(アイラインのアートメイク)をしている方は結構多いと思います。しかし当院はMRIを導入して間もないので、放射線科の技師さんもこのようなイレギュラーな対応には不慣れなのです。


① 当院のMRIは1.5テスラであったこと
② 青色系統の刺青だったこと
③ 撮像部位が離れていたこと


上記条件だったので、臨床上は刺青による皮膚熱傷の可能性は低いと判断しました。そして、ご本人の同意の上でMRIを施行することにしました。


一般的には刺青のなかでも特に朱色系は、熱傷や変色の危険性があり勧められません。ただ、私自身は背中全面に刺青のはいった頚髄損傷の方にやむを得ずMRIを施行したことがありますが、幸い熱傷は併発しませんでした。これは1.5テスラだったからかもしれず、2~3テスラではどうなるかは分かりません。


脊髄損傷等の生命に関わる場合には刺青があってもMRIを施行しますが、その他の場合には施行するべきかどうかを悩んでしまいます。基本的にはMRIを施行するメリット・デメリットを勘案した上で、施行する場合には御本人の同意を得るというのが現実的だと思います。


MRI施行時の、刺青に対する考え方は医療機関によってまちまちなので、できれば日本医学放射線学会が指針をだして欲しいところです。



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刺青アリ症例のMRI施行について

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今日の午前は、出張先の病院での外来でした。膝関節の外側半月損傷疑いの方にMRIをオーダーしようとしたら左上腕に刺青がはいっていました。


放射線科の技師長に確認したところ、この医療機関では刺青があっても同意の上でMRIを施行しているとのことでした(1.5テスラが導入されています)。青色系統の刺青だったことと、撮像部位が離れていたため、ご本人の同意の上でMRIを施行することになりました。


一般的には刺青のなかでも特に朱色系は、熱傷や変色の危険性があり勧められません。ただ、技師長がおっしゃられるには、背中全面の刺青でも熱傷を併発したことは無いとのことでした。
2~3テスラになるとどうなるかは分からないようです。


脊髄損傷等の生命に関わる場合には刺青があってもMRIを施行しますが、膝関節半月損傷では施行するべきかどうかを悩んでしまいます。基本的にはMRIを施行するメリット・デメリットを勘案した上で、施行する場合には御本人の同意を得るというのが現実的だと思います。


MRI施行時の、刺青に対する考え方は医療機関によってまちまちなので、できれば日本医学放射線学会が指針をだして欲しいところです。





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