医療機関が抱える消費税負担問題を考える その1 のつづきです。


勤務医の私が言うのもなんですが、おそらく医療費が非課税になっていることの収益に対するデメリットを肌で感じている開業医が少ないためだと思います。このため、開業医のギルドであるはずの日本医師会の対応が遅いのでしょう。


では、医療費の非課税問題を解決するためにはどうすればよいのでしょうか?日医の記事にはあまり具体的な話は記載されていませんでした。同じように消費税が非課税のために困っているのが賃貸不動産業界です。これは、医療費と同様に住居費が非課税のために問題化しています。


賃貸不動産業界ではインボイス制の導入が解決策として期待されています。インボイス制を導入することで、消費税の還付業務が可能となるからです。おそらく、医療業界でもインボイス制の導入が解決策のひとつになるのではないでしょうか?


日本医師会の力量に期待です。