一人の整形外科開業医で達成できる経常利益は? のつづきです
高所得な勤務医として、下記のような勤務形態があります。開業医の平均所得である2600万円と比べてもさほど遜色無い数字だと思います。
① (手術症例を)集患できる能力が高いため、
複数個所の病院から常勤医として給与を得ている。
例: 2000万円×2ヵ所=4000万円
② バイト医として生計を立てている。
例: 10万円/日×6日×4週×12ヶ月=約3000万円
③ 民間の小規模病院のため、給与所得が高い
+日勤のバイトを持っている
例: 1800万円+10万円/日×1日×4週×12ヶ月=約2300万円
※ メインの勤務先が一般的なケースでは、さすがに開業医並みは難しそうです
④ 一般病院+日勤のバイトを持っている
例: 1200万円+10万円/日×1日×4週×12ヶ月=約1700万円
上記①②は体力的に永続性のある勤務形態では無いため、勤務医と比較した場合には安定性で開業医に分がありそうです。ただし、開業するには融資を受ける等のリスクがあるため圧倒的に有利とまでは言えないと思います。
上記②③は能力的なハードルは低いので、決断しだいで実現可能です。ポイントは平日に研修日を取ることです。ただし心理的に日赤や医療センターなどの急性期病院へ後戻りできないことが多いので、経験年数10年目以上のある程度の実力と経験を蓄積した医師の選択枝のひとつでしょう。
あと、②③では、民間医局 や 医師バイトドットコム などの民間斡旋業者の助力が必須です。これらの業者に登録しても最初にアポイントがあるだけで、ワンルームやマンション業者のようなしつこい営業はもちろんありません。
結構、おもしろい案件を紹介してくれることがありますので、何社か登録しておくことをお勧めします。私は、両社に登録していますが、今も続けているペイの非常に良い日勤バイト1本と寝当直バイト1本は、民間医局 からの紹介でした。
尚、アルバイトに関してですが、医局の先輩から引き継ぐものより、条件の良い案件が紹介されることも多かったことを付け加えておきます。
私の運営するホームページに民間斡旋業者を通じてのアルバイト先との交渉方法のコツをまとめています。興味のある方はご参考にしてください。