昨日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)でした。
かなり大柄な方だったのでインプラントサイズが大きく、少し時間がかかってしまいました。


私達は、
下肢アライメントを確認するため術前に透視下に大腿骨頭中心と下腿軸を確認してマーキングしています。大腿骨頭中心には心電図モニターの電極シールを皮膚上に直接貼付していましたが、金属の出っ張りが小さくて術中に探すのに少し苦労します。


先日、ZIMMERの方に下記画像のようなものを教えてもらいました。他の病院で考案された工夫のようで、シンプルかつ安価にできるので感心しました。


       
P1050916


これは、生食(500ml)のキャップに、いつも使用している心電図モニターの電極シールを貼ったものです。透視下に大腿骨頭中心の位置を確認して、サージット等でこのキャップ電極シールを皮膚上に貼付するのです。


ものすごくシンプルかつ安価なのですが(キャップは捨てるゴミですから)、あっという間に大腿骨頭中心の位置を確認できるようになりました。どなたかは存じ上げませんが、考案された先生はスゴイですね!




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