昔からよく梅雨どきは関節リウマチの症状が悪化するといわれています。
たしかに診療をしているとそのような患者さんを散見します。


2000年から継続調査されているIORRAの成果のひとつとして、6000名近いリウマチ患者の疾患活動性(DAS28)が、春に悪くなり、秋に改善することが報告されています。


Iikuni N, et al. What's in season for rheumatoid arthritsis patient?
Seasonal lfuctuations in disease activity. Rheumatology(Oxford). 2007 may; 46(5): 846-8.



東京女子医科大学 膠原病リウマチ通風センター 山中教授のお話では、患者さんの自覚症状だけではなく、ESRやCRPまで統計学的に有意さをもって春に悪く、秋に改善するそうです。


まだまだ関節リウマチは解明されていないことが多いですね。