先日、
左側の橈骨遠位端骨折の手術がありました。
いつものように掌側プレートを用いて手術をしたのですが、アレっ?と思いました。



今回もまた左側の手術か。。。何となく違和感があったので手術記録を見返してみると、なぜか左側が多いことに気付きました。


世の中には右利きが多いので、利き手の手術が多くなるような先入観がありました。しかし実際に自分が執刀した症例の手術記録を見ると、圧倒的に左側が多いのです。


おかしいな~と思って機械メーカーの方に確認すると、そのメーターにおいても過去10年間のデータでは、おおよそ右側:左側= 3:7 程度であるとのことでした。


この返事には驚きました。どうやら橈骨遠位端骨折には左側が多いということは、全国的な傾向のようです。それにしても、なぜ橈骨遠位端骨折は左側が多いのでしょう?


右側が利き手の人が多いので、転倒する際に思わず右手をついてしまいそうなものです。いくら考えても左側が多い理由が分かりません。どうしてなのでしょうね・・・






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