昨日の午前は出張先での外来でした。新患患者さんがものすごく多かったのですが、そのうち数人が前医を半ば追い出されるようにしてやって来たややこしい交通事故関連の方でした。


このような方にはある共通点があります。まず、異常に交通事故に遭う回数が多い点です。カルテをみると数年で5回ほど交通事故に遭っていました。”運の悪い人”では済まされない空気を感じます・・・。


次に、診療情報提供書が無い点です。これが無いと前医でどのような治療を受けていたのかさっぱり分かりません。しかもいきなり後遺症診断書を希望されたりすると、ワケが分からない状態になります。


このような方々に外来で対応するには、まず相手が何を希望して初診されたのかを見極める必要があります。接骨院に延々とタダで通院することを目的に来る人も居ますし、後遺症診断の等級アップを目論んで来る人もいます。


ごく稀にセカンドオピニオン目的で受診される方も居るので、このような方には真摯に診断・治療を行う必要があるでしょう。いずれにせよ、何が目的なのかを見極めることがトラブル回避には有効だと感じています。




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