今日の午前は、外来を早く切り上げて足関節の抜釘を行いました。
本来なら昨年抜去するべき症例ですが、御本人の仕事の都合で今年になってしまいました。
ステンレス製のプレートとスクリューでしたが、若年者のためかスクリューに骨が噛み込んで大変でした。4-5本危なかったのですが、最終的に2本折損しました。
シンセスの折損スクリュー抜去セットを準備していましたが、折損した2本が近接しすぎており1本のみの摘出にしました。今回久しぶりに折損スクリューセットを使用したので、気付きを記します。
・ 手前の皮質はセットのリーマーよりも、3mm 丸ノミで切除する方がスムーズにいく。
・ スクリューのネジ山の間にも固い皮質骨が侵入しているので、3mm 丸ノミ等で丁寧に切除していく
・ ある程度ネジ山の間の骨を摘出してはじめて、抜去用のネジ付きドライバーを使用できるようになる。ネジ山の間に侵入している骨は非常に固いので、そのまま抜去用のネジ付きドライバーを挿入しても噛み込まない。
・ 特に手前はかなり大きな穴があくので、近接している場合には全て抜去しない方が無難
折損スクリュー
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