整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

放射線科医師

MRIの当日説明は見逃しの温床

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昨日はアルバイト先で外来をしていました。
患者さんの時間の都合で、MRI施行後に当日受診して結果説明を行った方がいました。


MRIの当日説明の場合は、当然ながら放射線科医師による読影は間に合いません。しかし、整形外科分野では大きな見逃しは無いので、強く希望される場合には当日説明を行っています。


当日読影を行った方では、後日に放射線科医師の読影結果を確認する必要があります。自信があっても、2名の医師によるダブルチェックの方が、見逃しが発生する危険性が低いのです。


昨日、腰椎MRIを施行した方はL4/5の腰部脊柱管狭窄症でした。症状とも合致するので特に気に留めることもなく4週間分の内服処方を行いました。


そして、お昼ご飯を食べていると放射線科医師が寄ってきて、おもむろにその方の読影レポートを差し出しました。ナント、上行結腸に腫瘍がありそうとのことでした・・・。


本当ですか~?と言いながら再度MRIを確認しましたが、画像の説明を受けてもいまひとつ理解できませんでした。そもそも、画像の端に映っているモノが何なのかさえ分からないのです。


う~ん、これは注意して読影していても、自分だけの力では絶対に見つけることができないです。やはり、放射線科医師によるダブルチェックは必須ですね。


それはさておき、今回は再診予約を4週間後にしていました。そして4週間後には、放射線科医師による読影レポートの確認を忘れていたかもしれません。あぶなく見逃しするところでした。


これからも当日実施したMRIは、可能なかぎり放射線科医師による読影が終了するまで結果説明しないようにしようと思いました。




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ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。



                      

 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


PET健診を受けてきました!

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昨日は、健診でPET-CTを受けてきました。
目的は、全身のがん検診です。


以前のブログに書きましたが、私は生活習慣病に関しては年2回は職員健診を受けているので、少なくとも治療が必要なレベルの疾患は無いことを把握できています。


残るは癌なのですが、全身の癌を一網打尽に発見するスクリーニングとしては、やはりPETが第一選択です。スクリーニング目的のPETは保険適応でないため検査費用は自費となります。


最近ではPETを導入している施設が多いため価格競争が発生しており、
安ければ8万円程度でPET-CTを受けることができる施設もあります。


インターネットで調べた限りでは、全国的にみて7万円台が最安値のようです。
しかし、私の居住地域では軒並み10万円を超えていました。


PET健診の費用に関しては、需給関係のためか都心部で高く、地方になるほど安くなる傾向にある印象でした。そこで隣の県のPET健診を調べると、8万円前後が相場のようでした。


自宅から徒歩圏内にある画像センターが10.5万円で、自動車で1時間ほど掛かる隣の県の病院は8万円だったので少し迷いました。


結局、夫婦で受けるため両施設の差は5万円となります。往復2時間で5万円の差は大きいと考え、ドライブがてら隣の県の病院でPET健診を受けることにしました。


午前のPET健診だったので当日は絶食でした。問診後に地下のPETエリアに移動してFDGを静注してもらいました。鉛入りガラス越しに、看護師さんがFDGを注入したのが印象的でした。


FDG静注後は60分ほど薄暗い部屋で横になりました。その後25分かけて撮像を行います。検査はあっけないほど簡単に終了しました。これは楽で良い検査ですね。


PET-CTのデータは放射線科医師の読影レポートと一緒に1ヶ月後に郵送されてくるのですが、昨日は特別にデータをCD-Rに焼いていただいて来ました。


昼食を食べながら自分のPET-CTの画像を拝見しましたが、なかなか興味深かったです。夕方に大学からMRIやCTの読影に来ている放射線科医師に読影してもらいました。


謙遜かもしれませんが、PET-CTの読影技術は少し特殊で経験値が必要なため、PET-CTを受けた病院の放射線科医師の読影の方が信頼がおけると思います と言われました(笑)。



                 ★★ 管理人お勧めの医学書 ★★
 


ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。



                      

 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


画像診断でのダブルチェックは大切

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今日の午前は外来でした。
週明けは外来も混んでいるし、病棟業務も多くてバタバタしています。


今日の予約患者さんの中に腰部脊柱管狭窄症の方が居ました。前回診察時に腰椎MRIの予約を入れており、本日はその結果説明のために来院されました。


MRIの所見は、L3/4で中等度の狭窄を認めるのみだったので、まずはオパルモン処方を開始しました。実は、この方のMRI施行日は、私の別の外来日でした。


患者さんサイドから見ると、別の日にMRIの結果を聞きに来るのは二度手間なので、できればMRI施行日に再診して結果説明を聞きたいところだと思います。


しかし、私はMRIを施行した日に診察予約をすることはありません。何故なら、MRIを施行した当日では放射線科医師による読影が間に合わないからです。


もちろん脊椎や関節MRIの読影能力では、放射線科医師に負けません。しかし、画像診断には見落としが付き物なので、2名の医師によるダブルチェックが欠かせないと考えているのです。


また、脊椎などでは、腹腔内臓器や後腹膜腔が画像に含まれているため、これらの部位の疾患をチェックしてもらうためにも、放射線科医師の読影は必須だと思っています。


ちなみに今日の方は棘突起横に大きな脂肪腫がありましたが、放射線科医師は見落としていた(故意に無視していた?)ようです。画像診断でのダブルチェックは大切ですね。



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自治医科大学准教授の星地先生の経験・知識を余すところなく収めたサブテキストです。定番と言われている教科書に記載されている内容は素直に信じてしまいがちですが、実臨床との”ズレ”を感じることがときどきあります。このような臨床家として感じる、「一体何が重要なのか」「何がわかっていないのか」「ツボは何なのか」を自らの経験に基づいて完結に述べられています。




                     


                  
Critical thinking脊椎外科



                        

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