整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

書評

書評: イノベーション・オブ・ライフ

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先日、イノベーション・オブ・ライフという書籍を拝読しました。この書籍はハーバード・ビジネススクール(HBS)の名物教授による書籍です。








原題は ” How Will You Measure Your Life? " であり、内容的にも邦題の「イノベーション」が冠せられている意味が分かりませんが、書籍自体はそこそこ感銘を受けました。


企業経営論を人生に応用することで、より良い人生を送る指針とすることを説いています。仕事で直面する問題の多くは、家庭で経験する問題と本質的に同じというスタンスです。


HBS教授である著者が、仕事上で学んだ企業経営の知識を、いかにして彼自身の人生に応用して、人生・子育て・家庭生活をより良いものにしていったかを論述しています。


HBSの教授という世俗的には成功の極めに立つ著者が、素晴らしい人生を送るためにどのような心掛けをしているのか? 


私が最も感銘を受けたのは、限られた「自分の時間」という貴重な資源を、いかにして戦略的に人生に「投資」していくのかを詳述している点です。


確かにリアルワールドでの事業や投資は、限られた資源(資金)を有効活用するために、投資するべき対象を苦心しながら取捨選択する小さな決断の連続です。


このことに関しては、所有している資産が100万円であっても1億円であっても同じことで、資産規模に関わらずビジネスオーナーや投資家が一様に悩み苦しむ問題点です。


ビジネスや投資では、資金配分をするための定石がある程度あります。そして、人生においても、「時間
という貴重な資源を、有効に投資する考え方が提唱されています。


最後に、成功のダークサイドについても詳述しています。成功のダークサイドといえば神田昌典氏の 成功者の告白 が有名ですが、少し異なる切り口での対策を知ることができます。


地位や名誉を得たり、経済的に富裕になることが、幸せな人生に結び付くのか? 残念ながら、それだけでは必要条件のひとつに過ぎません。


底辺から這い上がる過程では見えないモノを、あらかじめ知っておくことは非常に有用です。成功のダークサイド対策には神田氏の書籍がお勧めですが、この書籍も悪くありません。


ただし、予備知識があったとしても、成功のダークサイドを完全に回避するのは難しいことを、最後に付け加えておきます。特に医師の方は、充分に注意する必要があると思います。





★★ 発刊後3週で増刷決定! ★★
 


当ブログ管理人書き下ろしの書籍が、中外医学社から発刊されました。「経済的に自由な医師」になることで、医師としての充実感と経済的成功を両立できる道があります。


本著では、資産形成論とマインドを学ぶことができます。具体的な手法は勤務医のための資産形成マニュアルに譲りますが、医師に特化した資産形成の入門書として是非ご活用ください!




161228 【書影】医師の経済的自由







書評: マーケット感覚を身につけよう

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今日はアンチ派も多い「ちきりん」さんの書評です。彼女は日本で最も有名なブロガーのひとりで、月間PV 200万以上です。ちなみに当ブログは月間PV 10万程度の泡沫ブログです(笑)。






私のように日々泥の中を転げまわっているような人間からすると、「港区至上主義」や「スノッブ的」なところが鼻につきますが、書いている内容は一読に値すると思います。


この世の中で成功するためには「論理的思考」は必須です。しかし、論理的思考だけでは片手落ちで、アドオンする形でちきりんさんのおっしゃられる「マーケット感覚」も重要です。


医師のように免許で食べている人種は、勤務医・開業医に関わらず世の中の需給関係の重要性に対して疎い傾向にあります。本当は最も気にかけておかねばならないのですが・・・


例えば以前から主張しているように医師が他職種より高給なのは、「医学部は難易度が高い「医療技術が高度」「社会的に重要」だからではなく、単純に医師の供給が少ないからです。


つまり、医師の所得や地位に影響を及ぼす最大の要因は需給関係なのです。需給関係は刻々と変化しており、有利さに気付いた人が医学部に集中する現状はかなり危険な状況です。


このあたりの意識改革をする意味でも、ちきりんさんの書籍はお勧めです。私も周囲の人と同じことをすることが大嫌いで、迷ったら少数派(笑)なので結構同感するところが多いです。


ただし、医師以外の人にはこの書籍をあまりお勧めしません。何故なら強力な武器を持たない人にとっては、薬ではなく毒になる可能性が高いからです。


特に、一般企業の就職活動中の人には危険だと思います。「マーケット感覚」は重要ですが、世の中で成功するために最も重要なことではないということを認識するべきでしょう。




★★  医師のための資産形成講義  ★★


第88回日本整形外科学会学術総会期間中の2015年5月23日に開催した、本ブログ管理人による 「医師のための資産形成セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。


2015神戸セミナー



本セミナーは経済的自由獲得を目指す医師向けに開催しました。 資産形成マニュアル は、医師に最適化した資産形成手法だと自負していますが、文書だけでは伝わらないことも多いです。


講義内では、資産形成マニュアルにおいて文面だけでは伝えきれなかった資産形成のコツや、寝ていても定期収入をもたらしてくれる 「資産の自動運転化」 を中心に説明しています。 



再書評: 私の財産告白

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この連休は暇なので何冊か本を読んでいます。私は重要だとおもったところは全てドックイヤーにしているので、基本的には本を山積みしてドックイヤーのところだけ精読するスタイルです。


そして久しぶりに 私の財産告白 を読みました。この書籍の内容は完全に私の行動規範になっているので、あまり大きな再発見はありませんでした。


しかし、一点だけ「そうだったなぁ」という部分があったのでご紹介します。以前書評でご紹介したように、東京帝国大学教授にして一代で巨万の富を築いた本多静六翁の自伝です。






                 

                         
私の財産告白




最も有名なのは「四分の一」貯金です。どんなに生活が苦しくても収入の1/4をまず貯金するという貯蓄の王道的な方法です。この貯蓄で「雪達磨の芯」を作ります。

 

 

次に「雪達磨の芯」を用いて株式や山林(※)に投資します。株式は「二割利食い、十割益半分手放し」という堅実な方法で利益を積み上げます。


※ 山林は本多翁の専門分野です 

 


そして、今回「好景気・楽観時代には勤倹貯蓄を、不景気・悲観時代には思い切った投資を、時期を逸せず巧みに繰り返す」というフレーズが、なるほど!と腑に落ちました。


2014年現在の状況は「好景気・楽観時代」に該当すると思います。消費税8%アップの悪影響が論じられていますが、リーマンショックから民主党政権時代のような閉塞感とは無縁です。


当時は不景気だったので優良な投資案件も多数あり、高級ホテルのクラブフロアも随分安価に宿泊可能でした。当時は物件や株を買い漁り、暇があればクラブフロアに通い詰めたものです。


しかし自民党が政権復帰してからは世の中が明るくなり、その影響を受けて投資案件も減り、宿泊費が高くなったのでクラブフロアからも足が遠のくようになりました。


当時と比べて私の資産規模は約2倍になりましたが、現在は本多翁のアドバイスに従って勤倹貯蓄を心掛けています。不景気になったら再び活動開始ですね(笑)。





                ★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。


情報教材表紙




書評: 股関節学

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新年度入りしたためか、股関節外科のお勧め教科書を教えて欲しいという質問が何件か個人的にありました。そこで、私がお勧めしたのは下記の 股関節学 です。



                 
         
                       股関節学



この書籍は最近出版されたもので、編者の京都府立医大の久保先生をはじめ、下記のごとく現在の日本を代表する股関節外科医が執筆されています。


  ・ 大阪大学       菅野先生
  ・ 九州大学       中島先生・山本先生
  ・ 東京医科歯科大学 神野先生
  ・ 昭和大学       渥美先生
  ・ 広島大学       安永先生
  ・ 横浜市立大学    稲葉先生
  ・ 金沢大学       加畑先生


私も1冊購入して拝読いたしましたが、内容が非常に分かりやすいのに驚きました。さすがに各分野のスペシャリストが執筆しているだけあると思いました。


例えば、再置換術の際に用いるVancouver分類や、高位脱臼のCrowe分類、FAIの定義や分類等が、実戦に即して非常に平易に書かれていました。


あらゆる事項が非常に分かりやすく解説されており、初学者が股関節外科の基礎および治療体系を学習するには、ぴったりの書籍だと思います。


股関節学 は、手の外科における 手の外科の実際 のような位置付けの書籍だと思います。何か股関節外科で分からないことがあっても、この1冊でほぼ全ての疑問点を解消できます。


クリック・モーメントと大学入試

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昨日のブログで書評: 成功は”ランダム”にやってくる!を記事にしましたが、この書籍の内容を自分の立場に当てはめてみました。


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テニスやチェスなどの厳密なルールがある世界ではイノベーションが起きる余地が無いので、専心努力して確立された勝利の方程式をマスターすれば成功する確率が高いです。これに対して社会的規範のゆるい分野ほどルールがすぐに変化するため、確実に成功する手法は存在せず予測できない方法で初心者が参入して成功を収めることが可能となります。そして現実社会は後者に属します。


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ランダムな出来事に運命を左右されることが増えている現代社会では、確実に成功する方法は存在しません。しかし、厳密なルールがある世界ではイノベーションが起きる余地が無いので、状況は異なります。つまり、専心努力して確立された勝利の方程式をマスターすれば成功する確率が高いです。


書籍ではテニスやチェスが厳密なルールがある世界の代表として紹介されていますが、大学入学試験もこの世界に当てはまると思います。文部科学省によって試験範囲や内容が規定されており、長い歴史があるためすでに合格するためのノウハウも確立されているからです。


ドクターの方には自分の経験として周知の事実だと思いますが、医学部や東京大学などの一般的には難関大学・学部といわれているところでも、確立された学習ノウハウを用いてある一定の時間を費やして勉強すると合格する確率が極めて高くなります。


この合格するまでの時間は諸説ありますが、
和田秀樹氏によると東京大学や医学部でも約1500時間だそうです。これを高校3年間でこなすには1日あたり1.5時間程度の勉強量です。私の印象では3000時間程度は必要そうですが、それでも1日あたり3時間程度の勉強量です。


このように大学入学試験は努力がストレートに結果に結びつく可能性が一般社会と比べて極めて高いので、まずは確実に結果を出せる大学入試で難関大学に合格することで有利な状況を確保することは非常に理にかなっていると思います。


20歳台前半で得た有利な状況(学歴や国家資格)を武器に、それ以後はランダムな出来事に運命を左右される現代社会においてクリック・モーメントをつかむ努力を続けるのです。このように考えると現在の異常なまでの医学部人気も理解できます。無意識のうちに自分の子供の最良な人生戦略を採っているのです。




                        


     
成功は“ランダム"にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方



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