整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

検診

脊柱検診と脊柱健診、どちらが正解?

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、側弯症疑いの患者さんが受診されました。学校で医療機関の受診を指示されたそうです。何の変哲も無い日常診療のひとコマですね。


ただ、カルテ記載しようと思って、手が止まってしまいました。この場合、健診なのか検診なのかどっちだったっけ??? 正解は下記のごとくです。


  • 健診: 健康診断の略語で、健康であるか否かを確かめる診察
  • 検診: 特定の病気を早期に発見して、早期に治療することを目的とする


健診は、40~74歳の公的医療保険加入者の特定健診や、学校健診、職場健診などがあります。また、人間ドックや脳ドックも、健康であるか否かを確かめる目的なので健診です。


一方、検診は、乳がん検診や子宮頸がん検診などの「がん検診」が代表例です。目的が、早期発見・早期治療となります。


それでは脊柱側弯症の「けんしん」は、どうなのか?脊柱「けんしん」は、学校健診の一環として実施されます。しかし、脊柱「けんしん」の目的は、早期発見・早期治療です。


このため、学校健診の一環として実施されているものの、脊柱「けんしん」については、検診が正解なのです。つまり、脊柱検診なのですね。う~ん、ややこしい。。。






★★ 『 整形外科の歩き方 』でお宝アルバイト獲得のための基本講座を公開中です! ★★






運動器検診の問題点

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、学校における運動器検診についての講演を拝聴しました。
まず、「健診」と「検診」の違いを説明していただきました。


健診とは健康診断もしくは健康診査の略称です。学校保健安全法・労働安全衛生法・母子保健法・老人保健法などの法律で規定されており、健康の状態や程度を知るために行います。


一方、検診は疾患の早期発見・早期治療を目的に行われ、具体的には胃がん検診・乳がん検診などです。今回の運動器検診はこちらに該当し、運動器疾患の早期発見・治療が目的です。


2015.12.10時点では正式採用ではなく、検診内容は決まっていません。日本整形外科学会の学校保健委員会が作成した保健調査票の案は下記のごとくです。


・ 背中が曲がっている
・ 腰を曲げたり、反らしたりすると痛みがある
・ 腕、脚を動かすと痛みがある
・ 腕、脚に動きの悪いところがある
・ 片足立ちが5秒以上できない
・ しゃがみこみができない


極めて広範な内容の項目が並んでいますが、運動器に関しては全く素人である学校医(内科医)にでも分かるように苦心していることが良く分かります。


一方、これらに該当する児童は、かなりの割合に上ることが予想されます。そして、最も問題だと感じたのは、「検診がどのような運動器疾患を念頭にしているのか分からない」ことです。


そもそも、学童期の児童で見逃すと重大な機能障害を残す運動器疾患は側弯症ぐらいしか思い浮かびません。もちろん大腿骨頭すべり症などもありますが、極めて稀な疾患です。


これでは、学校医の先生方の「単なる整形外科の集患活動に過ぎない」という批判ももっともだと感じます。今後は、運動器検診の具体的な目的疾患を明示することが必要ではないでしょうか。



 ★★ 『 整形外科の歩き方 』でお宝アルバイト獲得のための基本講座を公開中です! ★★


      




PET健診を受けてきました!

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日は、健診でPET-CTを受けてきました。
目的は、全身のがん検診です。


以前のブログに書きましたが、私は生活習慣病に関しては年2回は職員健診を受けているので、少なくとも治療が必要なレベルの疾患は無いことを把握できています。


残るは癌なのですが、全身の癌を一網打尽に発見するスクリーニングとしては、やはりPETが第一選択です。スクリーニング目的のPETは保険適応でないため検査費用は自費となります。


最近ではPETを導入している施設が多いため価格競争が発生しており、
安ければ8万円程度でPET-CTを受けることができる施設もあります。


インターネットで調べた限りでは、全国的にみて7万円台が最安値のようです。
しかし、私の居住地域では軒並み10万円を超えていました。


PET健診の費用に関しては、需給関係のためか都心部で高く、地方になるほど安くなる傾向にある印象でした。そこで隣の県のPET健診を調べると、8万円前後が相場のようでした。


自宅から徒歩圏内にある画像センターが10.5万円で、自動車で1時間ほど掛かる隣の県の病院は8万円だったので少し迷いました。


結局、夫婦で受けるため両施設の差は5万円となります。往復2時間で5万円の差は大きいと考え、ドライブがてら隣の県の病院でPET健診を受けることにしました。


午前のPET健診だったので当日は絶食でした。問診後に地下のPETエリアに移動してFDGを静注してもらいました。鉛入りガラス越しに、看護師さんがFDGを注入したのが印象的でした。


FDG静注後は60分ほど薄暗い部屋で横になりました。その後25分かけて撮像を行います。検査はあっけないほど簡単に終了しました。これは楽で良い検査ですね。


PET-CTのデータは放射線科医師の読影レポートと一緒に1ヶ月後に郵送されてくるのですが、昨日は特別にデータをCD-Rに焼いていただいて来ました。


昼食を食べながら自分のPET-CTの画像を拝見しましたが、なかなか興味深かったです。夕方に大学からMRIやCTの読影に来ている放射線科医師に読影してもらいました。


謙遜かもしれませんが、PET-CTの読影技術は少し特殊で経験値が必要なため、PET-CTを受けた病院の放射線科医師の読影の方が信頼がおけると思います と言われました(笑)。



                 ★★ 管理人お勧めの医学書 ★★
 


ガイドラインに準拠してわかりやすくコンパクトにまとまった良書です。概論が最初の30ページ程度なので、これはあらかじめ通読するとよいでしょう。各論は原発性骨腫瘍、腫瘍類似疾患、転移性骨腫瘍、軟部腫瘍、骨系統疾患、代謝性骨疾患の6章に分かれています。各章とも疾患ごとに、豊富な写真でわかりやすく解説されています。



                      

 骨・軟部腫瘍および骨系統・代謝性疾患 (整形外科専門医になるための診療スタンダード 4)


アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
医師のための 金融資産形成術
医師のための金融資産形成術

タダで自宅を手に入よう!

医師のための収益マイホーム購入マニュアル


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医


・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。