整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

死因

老衰は三大死因のひとつ

このエントリーをはてなブックマークに追加

日経メディカルで興味深い記事がありました。
三大死因に「老衰」が初ランクイン です。


死亡原因の第 3位に老衰が入ったそうです。私たち整形外科医が死亡診断書を作成する場面はさほど多くありません。


その少ない経験を思い返すと、私の場合は死因を肺炎とすることが多いです。その理由は医学生の頃に老衰という死因は無い!とポリクリで言われたことに起因しています。


このため、実際には肺炎というよりも加齢性変化による衰弱の因子が大きい症例であっても「肺炎かな...と診断したこともあります。


ところが、この記事を読む直前に、まさに老衰としか言いようがない症例を経験しました。この方は ASOのために両大腿切断に至ったのですが、徐々に経口摂取不能となりました。


そして1ヵ月前から飲水も不可になり、しばらく点滴で水分補給していましたが、ついにはルートを取れなくなってしまいました。


経管栄養導入の是非について話し合った際に、数年にわたる闘病生活だったこともあり、ご家族はやめておきますとの意向でした。


そして点滴が施行不可能になってから数日後に、ご家族が見守られながら息を引き取りました。この方はまさに老衰だったんだなぁ...。






★★ 医学知見探求サービス ★★


医学知見を医師ユーザー同士で発信・共有するコミュ二ティに参加しませんか? 

quotomy - コピー


「医師と医学知見との出会いを再定義する」 Quotomy(クオトミー)は、臨床現場で働いていると個人で医学知見をキャッチアップすることが難しい、という臨床医の切実な痛みから誕生しました。


忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


知への探求を諦めていませんか?


抄読会をする感覚で、Quotomyで論文を読んだ感想や気づきをシェアしましょう! お気に入りのユーザー同士はフォローでき、お互いのアクションを確認できます。


Quotomyは現在ユーザー登録受付中です!
登録は こちら からお願いします。



死亡原因となるほどの過剰飲酒とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

Medical Tribune 2014年7月10日号に興味深い記事がありました。
「生産年齢人口の死亡の1割に過剰飲酒が関与」です。以下、Medical Tribuneからの転載です。


-----------------------------------------------------------------------------


米・ワシントン州保健課のMandy Stahre氏らは,米国の生産年齢人口(20〜64歳)における死亡の1割はアルコールの過剰摂取に起因していたとする2006〜10年のデータの分析結果を米疾病対策センター(CDC)発行のPreventing Chronic Disease(2014; 11: 130293)で報告した。


-----------------------------------------------------------------------------


過剰な飲酒とは下記のごとくの定義だそうです。

① 短時間での大量飲酒(binge drinking:1回に女性で4杯以上,男性で5杯以上の飲酒)
② 習慣的な大量飲酒(heavy drinking:週に女性で8杯以上,男性で15杯以上の飲酒)
③ 妊婦と法定飲酒年齢未満の者の飲酒


 

                          


       キャプチャ -
                                  (Medical Tribuneから転載)



この図を見ていて少しマズイなと思ったのは、1日でフルボトルのワインを1本(=750ml)空けると、過剰な飲酒の定義である①を満たしてしまうということです。


さすがにお腹がじゃぼじゃぼになるので350mlのビール缶を1日5本も飲まないですが、ワインなら1日で1本空けることも有り得るなと思ってしまいました。


死因としては、がん・肝疾患・心疾患などの慢性疾患や、暴力・急性アルコール中毒・交通事故などの急性の疾患や状態が挙げられるそうです。


いずれの死因もあまりいいものではありませんね。これからお酒の美味しい季節になりますが、この研究結果を頭の片隅に置いて、あまりハメを外し過ぎないようにしようと思います(笑)。




     ★★ 管理人監修の「医師のための築古木造戸建投資マニュアル」 ★★


なぜ、築古木造戸建なのか? 不動産業者が勧めるピカピカの投資用新築マンション投資など全く比較にならない旨みが、一見地味な築古木造戸建には隠されています。


勤務医のあなたが開業医並みの収入を得て富裕層に到達する方法!」で提唱した築古木造戸建投資の実践版です。勤務医のあなたなら税制を絡めて低リスクに実践可能な投資手法です。


多忙な医師が時間をかけずに知識を習得することを目的に、パワーポイントのプレゼンテーション形式となっています。ポイントだけに絞っているので1時間以内に概要を掴むことが可能です。


全143スライドのPDF版ダウンロード販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。


尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



                  医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1


                医師のための築古木造戸建投資マニュアル




関節リウマチで動脈硬化が進行すると心血管病変を併発します

このエントリーをはてなブックマークに追加

前回の記事のごとく、関節リウマチに罹患していると動脈硬化が進行します。動脈硬化が進行すると必然的に心血管病変を併発しやすくなります。


昔は、関節リウマチに血管病変を併発した疾患を、悪性関節リウマチ(今でいう、リウマトイド血管炎 Rheumatoid vasculitis; RV)といっていましたが、すべての関節リウマチは広義の血管病変を併発していると考えるべきです。下記に具体的な論文を御紹介します。
 

CRP上昇が心血管病変発症のリスクを高める 
→ RA発症時のCRP値が死亡の予測因子

Goodson NJ et al, Arthritis Rheum 2005;52:2293

 



CRPは総頸動脈の内膜中膜肥厚、すなわち動脈硬化に相関する

Gonzalez-Gay, J Rheumatology 2005;32:12119

 



ステロイド投与で心血管病変の発症リスクが高まる

                           Suissa S, Arthritis Rheum 2006;55:531




関節リウマチの治療を行うことは、患者さんの生命予後を改善することにつながります。生活の質を向上するだけでなく寿命まで伸ばすことができるので、リウマチ医にとってはやりがいのある仕事ですね。



※ 京都第一赤十字病院 リウマチ・膠原病センターの尾本先生からいただいた関節リウマチの資料からの抜粋です。

関節リウマチは動脈硬化が進行する疾患です

このエントリーをはてなブックマークに追加

東京女子医大の山中教授が中心になっているIORRAからのデータです。やはり、RAでは悪性新生物、呼吸器障害、心血管病変が死因の多くを占めます。


RA患者さんの死因



動脈硬化における血管壁障害 ⇒ 不安定プラークの破綻 ⇒ 血栓形成
すべての段階において炎症が関与しています。 炎症にかかわるTNF-α IL-1α,β MCP-1 IL-6などのサイトカイン・ケモカインは、関節リウマチの発症・継続に関わっているものと同様です。


欧米では、関節リウマチ患者の死因の30-50%を心血管病変が占めます(本邦ではやや少ない)。また、無症候性心筋梗塞や突然死のリスクは2倍となります。更に、
すべての消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、心血管イベントの発症リスクになりうる可能性があるとされています。


つまり、関節リウマチは動脈硬化が進行する疾患なのです。



※ 京都第一赤十字病院 リウマチ・膠原病センターの尾本先生からいただいた関節リウマチの資料からの抜粋です。





 ★★ 『 整形外科の歩き方 』でお宝アルバイト獲得のための基本講座を公開中です! ★★


      




アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
ビジネスパートナー募集中
産婦人科
株式会社リコー様のインタビュー記事


管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人による幻冬舎ゴールドオンライン連載
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
REITで実践する不動産投資セミナー
190122
医師のための 金融資産形成術


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

・医学博士
・整形外科専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。