整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

母趾

母趾の種子骨障害

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今日の午前は出張先での外来でした。
お盆明けのためか、すごい数の外来患者さんで大変でした。


2日前から誘因なく母趾基部の足底が痛いという60歳台の方が受診されました。圧痛部位は母趾外側の種子骨に一致します。単純X線像では二分種子骨をみとめたため、種子骨障害と診断しました。


種子骨障害は陸上や剣道などのスポーツ選手に多いです。考え方としては二分膝蓋骨と同様で、種子骨間の線維性結合に併発した炎症が痛みの原因といわれています。


ギプス固定などは必要ありませんが、局所安静だけではなかなか痛みが収まらないケースがあり、足底板を作製せざるえないこともあります。


私自身は経験無いですが、どうしても痛みが収まらない場合には種子骨切除が施行されることもあるようです。ただ、足底を皮切を加えることは歩行時の疼痛の原因となるため適応は慎重にするべきだと思います。





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母趾先端のガングリオン

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昨日の午後は母趾足底のガングリオン切除でした。
尺骨突き上げ症候群に対して尺骨短縮骨切術を施行するついでの手術でした。


母趾の先端にガングリオンができるのは初めて診ました。結構サイズが大きく、径20mm程度はありそうです。ガングリオンのサイズが大きくなると緊満感が生じて、それでも歩行を続けると自壊してゼリー状の液体が噴出するそうです。


放置すると感染の原因になるので、手術適応としました。手術直前に内部で自壊したようで、術中所見ではガングリオンのはっきりした被膜を確認できませんでした。軟部組織の中にゼリー状の塊が散在していました。


ゼリー状の塊を追っていくと、母趾屈筋腱に到達しました。やはり、このガングリオンも腱鞘由来のようでした。正常の足底脂肪層がでてくるまで白色の瘢痕組織(?)を掻破しました。


被膜を取り残している可能性が高いので、再発予防で軟部組織を癒着させるために軽くラスピングしておきました。本当にガングリオンは身体中のどこにでも発生するものですね。




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