最近、友人の間でMM2H取得が流行っています のつづきです
しかし、実際にMM2Hを取得しようと思うと、出費が全くゼロというわけでは当然ありません。特に50歳未満では、マレーシア国内銀行にRM300,000(約1000万円;1リンギット34円で計算)の定期預金をする必要があります。ちなみに50歳以上ではRM300,000(約500万円)の定期預金で済みます。
私の投資仲間にはアーリーリタイヤした50歳前後の人が多いので、50歳の誕生日を迎えた人から続々とMM2Hを取得しています。また不動産がベースの投資家は、そもそも日本に居る必要があまり無いので、40歳台でも取得する人がいます。
私も何度かMM2H取得を誘われましたが、一応現役世代なのでお断りしています。更にもう一つの理由として、マレーシアの国内銀行に定期預金として現金を無駄に眠らせておくのは私のポリシーに反するので、40歳台に突入したばかりの私には少々高嶺の花となっています(笑)。
しかし、実は本気で永住権や長期滞在ビザを取得しようと思えば、医師免許を持っている時点で相当有利な状況です。多くの国で永住権取得はポイント制になっているため、医師免許を所有している時点でハードルを越える可能性が高くなるのです。
もちろん、実際にその国に移住することが前提となるので、現役世帯にとってはハードルが高いことには変わりはありませんが・・・。
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海外移住
最近、私の投資家仲間の間でマレーシアのMM2H取得が流行っています。
MM2Hとは、Malaysia My 2nd Home program(マレーシア マイセカンドホーム プログラム)の略です。10年間有効な長期滞在ビザ制度で、自由にマレーシアに出入国できるプログラムです。10年後以降の更新も可能です。
通常、海外で3ヶ月以上長期滞在するためには、永住権、退職者ビザ、長期滞在ビザなどが必要です。ところが実際はこれらの発給国は少なく、あっても条件が厳しく取得が困難です。例えばオーストラリアの退職者ビザ取得には1億円程度の資金が必要です。
これに比べて、MM2Hは年齢に関係なく取得可能で、取得条件も比較的緩やかなのが特徴です。しかもマレーシアは長期滞在や移住に適した国でもあり、今すぐ滞在する予定はなくても将来の長期滞在や移住のための権利として保有する価値が高いと言えます。
この種のビザは「取れるときに取る」ことが重要です。一般的にこれら長期滞在ビザの取得条件は年々厳しくなっています。また、制度が廃止されることがあり、実際にニュージーランドやカナダの退職者ビザは廃止されました。
MM2Hは、大きな維持費もかからず、滞在の義務もありません。「将来退職後に海外長期滞在あるいは移住をしたい」、「日本の財政破綻により高負担国家になった時の経済亡命先を確保したい」という目的をかなえる宝となるかもしれません。
医師免許と海外移住・永住権 につづく
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