先日の外来で、精神発達遅滞が疑われる患者さんが受診されました。精神発達遅滞と言っても、もしかしたら精神発達遅滞なのかな? と思う程度のものです。


私としても、明らかにこの患者さんは精神発達遅滞だと確信を持っているわけではありません。しかし、受け答えしていると、どうも普通と感覚が異なるのです。


問診をとっても診察をしても、イマイチ暖簾に腕押し的なところがあったのですが、一番困ったのは具体的な主訴がはっきりとしないことです。


診察を続けていると、身体所見から患者さんの主訴らしきものが明らかになってきました。しかし、そこまでの過程で5分以上経過しています。


この患者さんがおっしゃられるには、その症状で数年間困っていたということなのです。う~ん、かなり長い期間ですね。。。


おそらく、かなりやる気にならないと主訴がよくわからないので、今までどこの医療機関に行っても見逃されていたのではないかと推察します。


はっきりわかる精神発達遅滞であれば周囲もサポートをするのですが、境界領域の精神発達遅滞の場合は独りで受診することも多いため、放置されている可能性があると感じました。


このようなプチ精神発達遅滞患者さんには、予想外の疾患が隠れていることもありそうです。診察に際しては注意が必要だと感じました。





★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です