整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

肋骨骨折

女性のバストバンドはサイズ L で!

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先日、肋骨骨折の若年女性を診察しました。この患者さんは、私の立ち上げたスタートアップのひとつで働いてくれているスタッフのひとりです。


スタッフは20名近くおり、普段はFacebookのグループ内でやりとりしています。しかし、珍しくメッセンジャーで「咳をしてから右側胸部が痛いんです」と連絡がありました。


「そりゃ肋骨骨折だわ
」と返事していたら、成り行き上、病院にきてもらってバストバンドを処方することになりました。


診察室でひととおりの問診・診察の後、バストバンドを処方する段階にきました。看護師さんが「先生、サイズどうしましょう?」と言うので、「M」と言いかけてハッとしました。


どうみても見た目のサイズ M っぽいのですが、M で小さかったらちょっとややこしいことになるかも・・・。


数秒の沈思のあと、おもむろに「サイズ Lでお願いします」と言いました。さすがに LL はやり過ぎかなと(笑)。


すると、意外なことにサイズ L でぴったりだったのです! あ~良かった、サイズ M と言わないで。気まずくなると、事業に悪影響があるかもしれませんから。。。





本日の教訓

どんなにサイズ M っぽくても、若年女性の場合はサイズ L でトライする方が良い






★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能です








側胸部~背部痛診療のアルゴリズム

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今日の午前は外来でした。
30歳台の男性が2日前からの突然の右側胸部~背部痛を訴えて初診されました。


このような場合には、問診の段階で下記の診断を疑っています。
 ① 肋間神経痛
 ② 帯状疱疹
 ③ 肋骨骨折


①は転移性脊椎腫瘍の除外診断のため胸椎単純X線像でpedicle signの有無を確認しています。②は皮膚を見ると分かりますが、発症後5日ぐらいしないと皮膚症状が出ないので注意が必要です


③は普通に身体所見と単純X線像での骨折の有無を確認しています。①~③のうちで外傷が無いケースでは①の肋間神経痛が多い印象です。この場合、リリカが著効することが多いです。


したがって、このような側胸部から背部痛の方にはリリカ75mg(高齢の方には25mg)から処方開始するのですが、リリカをそれほど増量しなくても疼痛コントロールができる場合が多く、治療としては結構ラクな印象を抱いています。


尚、左側胸部~背部痛の場合には循環器系の疾患である可能性もあるので、おかしな雰囲気を感じれば内科に紹介する方が無難だと思います。




       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



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