整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

自費

自費PCR検査の出張サービス?!

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新型コロナウイルス感染症の PCR検査がかなり普及してきました。保健所からの委託症例だけでなく、自費で PCR検査が施行できる施設が増加しています。


保健所からの委託症例は症状がでていて罹患している可能性が高い症例が多いですが、自費で PCR検査を施行しようと思う人で症状のある人はあまり居ません。


地方の医療機関の先生からよく聞くのは、東京に出張した人が心配になって自発的に PCR検査を希望するケースが多いとのことでした。


おりしも、都内では新型コロナウイルス感染症の新規感染数が増加しています。このため首都圏以外の人は、東京都を新型コロナウイルス感染症の汚染地域と見なしています。


東京都は人口が多いので感染者の絶対数が多くなるのは当たり前です。しかし、報道が都内偏重で過度に感染者数をあおるため、都民を見る国民の視線を厳しくしているのでしょう。


話を戻しますが、自費 PCR検査は実施している医療機関にとってはドル箱の収入源になっています。都内の相場は3~4万円、地方圏では2万円程度なので、濡れ手に粟の状態です。


保健所からの委託症例はシビアな症状の人が多いですが、自費の場合は「心配で」という人が多いので、当然のごとく陽性率は低いです。


また、最近ではクラスター発生が危惧される施設への、出張自費PCRというサービス(?)をする医療機関まであるそうです。


施設内で一気に多人数の検査を施行するので出張しても全然ペイします。施設経営者には痛い出費ですが、背に腹は代えられないそうです。


受診抑制で苦しむ医療機関にとってはまさしく晴天の慈雨ですが、期間限定のプチバブルなのかもしれませんね。






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接骨院は炭鉱のカナリヤ

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今日は、接骨院関連の話題です。
先日、多店舗展開している接骨院オーナーとお話する機会がありました。


接骨院の置かれている状況はこちらでご説明しました。平成29年4月から柔道整復療養費審査委員会の審査要領が改正されて実行に移されています。


事前予想ほどには劇的な変化は無いようですが、やはり徐々に悪影響が出ているとのことです。そして、10月1日付けで厚労省から下記のような通達が出ました。


  • 月10回以上、3ヵ月以上、多部位(3か所以上)は調査する
  • 上記患者が10名以上いる接骨院には監査が入る


接骨院では、私たちの医療業界とは異なり、カルテを記載していない施設も多いとのことです。こういったところは論外ですが、厚労省はカルテを鼻から信用していないそうです。


このため、カルテに記載していても、上記に該当する場合にはビシバシ監査に入るという「脅迫」が行なわれました。


先日もお話しましたが、私は接骨院に対してニュートラルです。むしろ、私たちの医療業界の「炭鉱のカナリヤ」と見なしてるため、その動向にかなり注目しています。


接骨院業界に起こっていることは、数年後の医療業界の姿だと思います。その視点で観察すると、接骨院の自費割合の高さが光ります。


保険診療に依存せずに自費診療がメインの整形外科クリニックはほぼ皆無だと思います。しかし、接骨院では世知辛い保険診療から離脱しつつある施設が多いです。


それほど保険診療の締め付けが厳しくなってきた証左ですが、逞しく生き残っている姿は賞賛に値します。果たして彼らと同じ状況に追いやられた時に私たちは生き残れるのか?


キーワードは自費だそうです。いかにして自費でも来てくれる患者さんを取り込むのかが大きな経営テーマとなっています。


特に整形外科開業医の先生方は、彼らの対応をつぶさに観察しておくべきでしょう。おそらく数年後の自分たちの姿を見ているのですから・・・






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ピロリン酸Caの検鏡は保険適応外!

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先日、アルバイト先で外来をしていると検査技師さんがやってきました。
膝関節偽痛風疑いの患者さんでオーダーした関節液の検鏡検査についての相談とのことです。


相談は、ピロリン酸カルシウムの有無を調べる関節液の検鏡検査は保険適応ではないため、患者さんの自己負担もしくは病院負担になるけどよろしいでしょうか? という内容でした。


ええっ!? ピロリン酸カルシウムの有無を調べる検査は保険適応ではないの? と驚きましたが、調べてみると確かに収録されていないようです。


今まで何の疑問も無くオーダーしていましたが、どうやら病院が負担していたようです。病院負担もおかしな話なので、患者さんに説明した上で了承いただいた方のみ施行することにしました。


そして、私のホームグランドの病院でも確認したところ、やはり病院が負担しているとのことでした。灯台下暗しとはこのことです。知らなかったのは私だけかもしれませんが・・・


検査費用は1000円とのことなので、その費用と診断価値を検討してみました。私の勤めている施設では外注になるので、検査結果が出るのは翌日以降になります。


化膿性関節炎か否かの判断は血液生化学検査・局所所見・ご本人の重篤感などである程度判断は可能です。私の場合、ピロリン酸カルシウムの有無はステロイド関注施行の免罪符です。


このように考えると患者さんや病院に負担してもらってまで行う価値があるのか微妙に思えてきました。しかし、検査費用は1000円なので、これで診断の精度が上がるのならアリとも思えます。


1000円のピロリン酸カルシウムの検査の適否は意外にも難しい問題かもしれません。他の先生方はどのように考えているのか興味のあるところです。



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