リハビリテーション医の役割は、患者さんをスムーズに自宅退院へと導くことだと思います。
そのためには、介護保険を十分に理解しておくことが重要です。


御存知のように介護保険は下記の如くの分類があります。
・ 非該当
・ 要支援1~2
・ 要介護1~5


要介護度別の利用限度額は下記です。
・ 要介護1 165800円
・ 要介護2 194800円
・ 要介護3 267500円
・ 要介護4 306000円
・ 要介護5 358300円


上記利用限度額の1割が利用者負担となります。
基本的には、この利用限度額内で在宅サービスや施設サービスを選択していきます。


ちなみに、この利用限度額を超えた金額は全額利用者負担になります。
自宅への退院が困難な方は、上記の利用限度額をにらみながら施設サービスを検討します。


ここら辺は、医療相談室のメディカルソーシャルワーカー(ケースワーカー)に丸投げしているのですが、熟練した方は手早く難問を解決して驚かされることが多いです。彼らの持っている引き出しの多さにはいつも脱帽しています。