整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

診療報酬

医師の転職戦略を考える

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表題違いで恐縮ですが、ケアネットの連載企画【医師のためのお金の話】第5回が本日アップされました。お題は、インデックス投資で果実を得る方法 です。



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第1~3回は資産形成の総論、第4回は株式投資の話でした。今回は、インデックス投資のピットフォールです。1分ほどで読了可能なので、是非ケアネットを訪問してくださいね。



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さて本題ですが、ケアネット・キャリアで興味深いメールが届きました。医師専門コンサルタントが語る-勤務医で年収2500万円を稼ぐ方法とは? です。




「高額な年収が提示されている求人には、必ず理由がある」 これまで多くの医師の転職を支援してきたコンサルタントは、 単純な提示額でなく「年収がどう決まるか」に注目します。


  1. 需給バランスから医師がより求められている領域 
  2. 診療報酬上優遇されやすい領域 
  3. 診療やコミュニケーションなどのスキル


このような条件から年収は変わってくるため、 高額年収の背景まで理解した上で、 納得できる転職先を探すことが重要になります。





当たり前なのですが、結果をから考察する手法は医師の転職でも有用だと思います。自分の市場価値や年収が決まる理屈を知らずに、ひたすら好条件を!では結果が出ません。


さて、①③は普通の転職市場でも当たり前のことですが、②は医療業界独特の条件です。診療報酬は国の政策方針で決定されるので、国の意図通りに動けば高収入を得やすいです。


ただ、医師専門コンサルタントの仕事は、病院と医師とのマッチングなので、転職が終了した時点で終わります。極論すれば、それ以降の医師の人生は知ったことではありません。


何が言いたいのかというと、②に関しては国の政策方針が変更になれば、梯子を外される可能性が高いということです。


現在、医療業界で最も「熱い」領域は在宅医療です。在宅医療の診療報酬は非常に優遇されており、病院から在宅へ!という国の政策方針が如実に表れています。


そして、現時点では在宅へ参入する医師の数が限られているため、在宅医療医の年収は高騰しています。ただ、この状況が未来永劫続くわけではありません。


国が望む結果が得られると、診療報酬の優遇処置は撤廃されて、梯子を外されてしまいます。このため、転職を志向する医師は、優遇が撤廃された後を考える必要があります。


この場合、自分の年齢やスキルと相談です。年齢がそこそこ上であるなら、診療報酬の優遇が続いている間に稼ぎまくるという選択肢があります。


一方、比較的若年(30歳台以下)であれば、医師人生は長いので、診療報酬の優遇に基づく高年収領域に全てを賭けるのは危険だと言えます。






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経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その3

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経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その2 のつづきです。


手術に関しては、同じ手術でも項目によってかなり異なる点数になるので注意が必要です。


例: 足関節脱臼骨折のSE stage 2
     骨折観血的手術      K-046-2 / 14810点
     関節内骨折観血的手術  K-073-2 / 17070点
     関節脱臼観血的手術   K-063-2 / 18810点


もちろん、関節脱臼観血的手術 K-063-2 / 18810点で請求します。
ただし、SE stage 4だと関節脱臼観血的手術 × 2~3関節は認められないので、
関節内骨折観血的手術 × 2~3関節となります。


点数の取り漏れもよくあります。
THAでカップ上方に骨移植する場合が多いですが、これは骨移植術 K-059-1 / 14030点を必ず請求します。術後のギプスシーネ J-122も忘れ安いので注意が必要です。


* 点数はいずれも2012年4月1日の最新版です。

経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その2

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経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その1
 のつづきです。


整形外科勤務医にとっての大票田は、やはり他科と同じく入院です。血液内科などの一部の科を除いて患者単価に大差はないので、結果を左右するのは入院患者数です。


延入院患者数を増やすことが診療報酬の増大につながります。ただ、やみくもに重症患者さんや短期入院の患者さんを入院させると、こちらの体力がもたなくなるので注意が必要です。


そういう視点では、ある程度の入院期間を見込めて手のかからない患者さんを集めるのが最も利にかなっています。私の場合では、①人工関節などの予定手術の患者さん ②認知症の無い脊椎圧迫骨折の患者さんなどです。


一旦このような方を入院させると1ヵ月近くもベットを占有するので、業務が少ない割りには売り上げを伸ばせます。若い頃は、脊椎圧迫骨折の患者さんなどはめんどうなだけで受け持つのが億劫でしたが、そういう視点でみると、体動困難な時期には積極的に入院してもらおうと思えます。


また、集患の労少なく(もちろん入院中は大変なこともありますが)延入院患者数を定期的に確保できる科として、リハビリテーション科があります。整形外科勤務医としては、リハビリテーションの患者さんも積極的に受け入れたいですね。


その3につづく


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経営者の視点で整形外科勤務医の診療行動を考える その1

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今日は手術日にもかかわらず、めずらしく手術がありませんでした。
朝からず~っと呆けています(笑)。


病院勤務医にとって、診療報酬増大(売り上げアップ)も課せられる命題のひとつです。
勤務医がトータルでの売り上げアップを図るには点数配分を熟知することが重要です。


整形外科勤務医の日常診療の3本柱は外来・入院・手術ですが、経営の視点からは全く違った風景が見えてきます。私の場合、診療報酬的に外来診療は微々たるもので、2/3は入院・1/3が手術といった配分となります。もちろん、仕事の負荷は3つともほぼ同じぐらいしんどいです。


現在の勤務先は、1ヵ月毎に各医師の売り上げを公表しています。
私は、毎月の結果をみながら効率良く診療報酬を極大化する方法の検討を重ねています。
平たく言うと、”ラクして稼ぐ”ことを目指しているのです(笑)。


その2につづく
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