整形外科医のブログ

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長さ

ハンソンピンのピットフォール

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先日、大腿骨頚部骨折に対する手術がありました。

選択した内固定材料は、ハンソンピンです。


ハンソンピンによる骨接合術は、非常にオーソドックスな手術だと思います。しかし、思わぬところで足をすくわれたので、その pitfallを共有したいと思います。


イメージを見ながら、普通にハンソンピンを挿入したのですが、中枢側のピンが80mm、末梢側のピンが100mmでした。2本の長さの差は、20mmもあります。


通常、2本のピンの長さの差は、10mm もしくは15mmしかありません。しかし、なぜか今回は、20mmと比較的大きな差ができてしまいました。


少しおかしいな? と思ったものの、術中イメージはそれほど問題無いという判断で手術を終了しましました。


ところが、その術後単純X線像を確認すると、中枢側のピンが少し短いのです。中枢側のピンが、あと5mm長ければ通常の術後単純X線像です。


しかし、中枢側のピンが5mm短いため、やや不細工な術後単純X線像になってしまいました。おそらく術後成績にはあまり関係ないとは思いますが、何となく格好悪いです。


2本の長さの差が20mm以上では、中枢側のピンが少し短い可能性があります。このような場合には注意が必要かなと感じました。





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ストッキネットの長さをどうやって測っていますか?

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今日の午前は、出張先での外来でした。
若い方が比較的多い地域で、ギプスを巻く機会が多いです。


ギプスを巻く際には、ストッキネットの長さを適切に切り取る必要があります。些細なことに思えますが、短すぎると固定範囲が短く固定力が弱くなるので意外と重要だと感じています。


今まではストッキネットの長さを測るのに、指を使ってシャクトリムシ(尺取虫)風に測っていました。しかし意外と不満足な長さになることが多いのです。そこで最近では、自分の前腕や下腿を使って長さを計測するようになりました。


具体的には自分の前腕や下腿にストッキネットを当てて、自分にギプスを巻くことをイメージして長さを決定するのです。私は身長が172cmで男性としては平均的なのですが、150cm位の高齢女性でもほぼぴったりの長さになります。


オマエの手足が短いだけだろ(!)と言われるかもしれませんが、意外とどんな人でもほぼ適切な長さになります。同じ要領でギプスシーネ作成時にも自分の手足に当てて、適当な長さに切り取っています。


私は、できるだけ考えることを省略したいので(笑)、重宝している計測法です。


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