整形外科医のブログ

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電子カルテ

古い! 電子カルテの自院所有

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先日、診療部会があり 電子カルテの改修が議題に上がりました。電子カルテ機能のちょっとした変更なのですが、サーバーの追加購入も含めて費用が数千万だそうです・・・


目が飛び出そうな金額の見積もりだったので、会議では電子カルテの改修はなかなか難しいのではないかという雰囲気になっていました。


電子カルテの改修と言っても、素人目ではさほど大きな変更ではありません。この程度の変更に数千万もかけるなど、普通に考えるとバカバカしい話です。


ご存知のように、銀行の勘定系システムは従来の IT ベンダーに一括お任せの自社所有から、 Amazon AWS 等を用いたクラウド上で運用する勘定系環境へ移行中です。


ソニー銀行が先陣を切ったようですが、3大メガバンクの全てがワーキンググループを立ち上げており、金融庁も旗を振っています。


高いセキュリティー水準を求められる銀行の勘定系システムでさえもクラウドに移行しようとしているときに、病院の電子カルテが従来の古びたシステムのままとは驚きです。


他業界の動向に疎すぎるのではないのか?という疑念が湧きました。電子カルテなどという何の収益も生まないモノに対して大金を投じるのはいかがなものでしょう。


電子カルテもクラウドへ移行する方が、今後のメンテナンスも含めてよほど良いのではないかと感じました。


確かに銀行の勘定系システムのような巨大市場ではないですが、何と言っても医療機関は銀行と比べて数が圧倒的に多いです。


セキュリティの問題は、銀行の勘定系システムを見ると分かるように解消されています。あとは、この分野に参入するサプライヤーの問題だけではないでしょうか。





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IT革命は医療生産性を向上させる?

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IT革命は生産性を向上させてきたはずですが、日本に限らず多くの先進国で成長率の鈍化や生産性の低下が議論の対象になっています。


経済協力開発機構(OECD)によれば、2001~07年と07~13年の7年間を比べて、労働生産性の伸びが低下した国は、先進国を中心とする34カ国中で32カ国にも及んでいます。


現時点では、IT革命で節約できた時間が所得の増加につながっているケースは限られているそうです。しかし、本当にIT革命で時間が節約できているのでしょうか?


卑近な事例で検討してみると、IT革命の申し子(?)である電子カルテとオーダリングシステムの普及で、紙カルテと比べてむしろ診療に時間がかかるようになったのではないでしょうか。


私はメインの勤務先以外にもいくつかアルバイトをしています。各病院は全く異なるカルテ形式ですが、最も診療スピードが早いのは紙カルテの病院です。


紙カルテは俯瞰性があり、患者データを立ち上げたり面倒なオーダリングをする必要が無いため、非常に迅速に診療が進んでいきます。


一見、電子カルテではコピペ機能が使えるので診療スピードが上りそうなイメージですが、便利なコピペ機能の足を引っ張るのに充分な雑務が付帯しています。


電子カルテは基本的に全ての処置・検査依頼・処方・病名入力を医師が行うことが前提のシステムになっています。医療クラークを導入すればマシですが、無ければ医師の業務が激増します。


電子カルテが威力を発揮するのは顔見知りの再診患者さんのみで、それさえも紙カルテと大差ありません。各病院とも新患患者さんに関しては忍耐力を試される場になっています(笑)。


ひたすら入力が必要な電子カルテ&オーダリングシステムにかなり慣らされてきましたが、全国的に互換性のある電子カルテで無い限り、導入のメリットは少ないのではないでしょうか。


このように医療の現場においても、IT革命は生産性を向上させたとはとても言えない状況です。少なくとも現状ではITゼネコンの肥やしにしかなっていません。


音声認識機能のある電子カルテやオーダリングシステムが登場すれば話は別ですが、少なくとも現在の「IT革命」は私たち医療従事者の生産性向上には全く役に立っていないと思います。




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