整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

頭痛

頭痛の鑑別には帯状疱疹も!

このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、私の受け持ちの80歳台の入院患者さんを回診した際に、ベッド柵で右後頭部を打ってから頭痛が続くと訴えられました。


診察しましたが、身体所見・神経学的所見とも特に異常をみとめませんでした。現時点では打撲なので様子を見ましょうと患者さんに説明しました。


翌日の回診の際に、今日は気が進まないのでリハビリテーションはお休みにしたいとおっしゃられました。この方は認知症もなく自分の意思ははっきり伝えることができます。


少しだけですが、いつもと異なる雰囲気に違和感を覚えました。その日はリハビリテーションを休むことを了承しましたが、明日はがんばってくださいねと伝えました。


そして翌日ですが、回診時にまだ頭痛が続いていました。今日もリハビリテーションを休みたいとのことです。う~ん、頭部CTを撮影した方が良いのかな? と思いながらベッドを離れました。


その後は他の患者さんの回診を続けていたのですが、ベテラン病棟看護師さんからPHSで連絡がありました。曰、右後頭部に多数の水疱形成を認めるとのことでした・・・


再度、患者さんを訪床して後頭部を診察すると確かに右半分だけ水疱形成しています。一見して帯状疱疹ではないですか・・・。


以前、脳神経外科から回ってきた大後頭神経領域の帯状疱疹をブログに記載しましたが、ベテラン看護師さんの指摘が無かったら私も同じ轍を踏んでしまうところでした。


エラソーに「脳神経外科医は頚部~後頭部の痛みは整形外科へという方程式に少しバリエーションを加えて欲しいと思いました」と述べましたが、私は不遜で思い上がっていたようです。



初心に戻って診療に対して謙虚になるとともに、コメディカルの協力は医療を安全に行う上では欠かせない要素であることを再認識しました。



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



プレタール投与法が未だに浸透せず・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日の午前中はアルバイト先での外来でした。
腰部脊柱管狭窄症の方が相変わらず多いので、数名にプレタールを処方開始しました。


プレタールは効果を期待できる反面、頭痛や動悸といった副作用の併発頻度が高いと思います。これに対してオパルモンは効果がマイルドな分、副作用はあまり併発しない印象です。


したがって、腰部脊柱管狭窄症に対する保存治療の第一選択薬はオパルモンにしています。しかし、オパルモンだけでは効果不十分な場合にはプレタールを投入します。


この際、いきなり常用量の200mg/日を処方すると、かなりの頻度で頭痛や動悸を訴える方が発生してしまいます。そこで私は100mg/日を分2朝夕後から投与開始します。


まず最初の1週間は100mg/日服用してもらい、副作用を併発しないことを確認してから200mg投与に移行するのです。200mgに増量する際には、分2朝夕後で50mg錠を4錠処方します。


50mg錠を4錠処方することで、もし副作用を併発しても自分でプレタールの服用量の調整をできるようにしているのです。もちろん、このことは患者さんに充分に説明します。


しかし、この処方をすると必ず薬局から「50mg錠を2錠ではなく100mg錠を1錠で処方してください」という電話がかかってきます。毎週のように増量の過程を説明しているのですが・・・。


今日は、2名の方に同様の処方をしましたが、2回とも電話がかかってきました・・・。同一の薬剤師さんだとは信じたくないのですが、同じ方だったような気がします(笑)。


通常ではない処方や添付文書上の投与方法から外れる際には、必ず医師に電話で確認するように求める院内規定でもあるのでしょうか???



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



プレタール導入時の薬局からの電話

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日の午前中はアルバイト先での外来でした。腰部脊柱管狭窄症の方が相変わらず多いですが、私はオパルモン→プレタールの順番で処方することにしています。


プレタールの方が効果が強い印象ですが頭痛や動悸といった副作用の併発頻度が高いと思います。これに対してオパルモンは効果がマイルドな分、副作用もほとんど併発しない印象です。


したがって、腰部脊柱管狭窄症の保存治療の入口はオパルモンにしているのです。しかし、オパルモンだけでは力不足の場合にはプレタールを使用せざるを得ません。


この際、いきなり常用量の200mg/日を処方すると、結構な頻度で頭痛や動悸を訴える方が発生する点が問題となります。そこで私は100mg/日を分2朝夕後から投与開始します。


まず最初の1週間は100mg/日服用してもらい、副作用を併発しないことを確認してから200mg投与に移行するのです。200mgに増量する際には、分2朝夕後で50mg錠を4錠処方します。


50mg錠を4錠処方することで、もし副作用を併発しても自分で服用量の調整をできるようにしているのです。ただ、この処方をすると必ず薬局から問合の電話がかかってきます。


曰く、50mg錠を2錠ではなく100mg錠を1錠で処方してくださいと・・・。いちいち薬剤師さんにこちらの意図を説明するのは面倒なのですが、毎週のように増量の過程を説明しています。


しかし、なぜか毎週同じ方から同じ内容の電話が掛かってくるので、本心ではいい加減にこちらの意図を理解して欲しいなと思ってしまう今日この頃です(笑)。



       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

医療研究を身近な存在とし、医療の未来を作る


管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
REITで実践する不動産投資セミナー
190122
医師のための 金融資産形成術


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医

・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。