今日の午前はアルバイト先での外来でした。
高校生の男子が、2週間前から続く背部痛を主訴に初診しました。


高校生の背部痛?と思って背中を観察すると、右背部に発疹を認めました。痂皮化しているものが多く、発症からの経過からも帯状疱疹であることは明白でした。


ご本人もご両親も右背部の発疹には全く気付いていなかったようで、「本当に、ぶつぶつがいっぱいありますね~」と気楽な様子で感想を述べていました。


現在、発症から2週間少し経過していますが、帯状疱疹部の痛みが軽快しないようです。既に抗ウイルス薬を投与するべき時期は過ぎているので、鎮痛剤処方がメインになると思います。


しかし、このまま帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行しても困るので、皮膚科専門医を受診するように説明しました。何名かPHNの患者さんをフォローしていますが、本当に症状が辛そうです。


まだ若くて体力もありそうなのでPHNに移行する可能性はさほど高くないと思いますが、皮膚科専門医でない私がフォローしていてPHNに移行するとトラブルの種になるかもしれません。


それにしても帯状疱疹は中・高齢者の疾患だと思っていましたが、高校生のような若年者にも発生することに驚きました。やはり視診も大事であることを再認識しました。



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