秋も深まり、朝晩が冷える季節になってきました。
医療従事者にとっては、紅葉の秋ではなくインフルエンザシーズンの到来です。


厚生労働省のガイドラインによると、予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5ヶ月間とされています。


例年、インフルエンザは12月~2月の寒さが厳しくなる季節に流行のピークを迎えます。より効率的に有効性を高めるために、流行する前の12月中旬までに接種を受けておくことが必要です。


更に、2回のインフルエンザ予防接種が必要な12歳以下の子供さんの場合、少なくとも11月初旬までには1回目の予防接種を済ませておく必要があります。


ちなみに、2015年~2016年度のインフルエンザワクチンでは4価ワクチンが使用されています。4価ワクチンとは、A型2株+B型2株の4株に対しての予防効果が期待できるワクチンです。


昨年までは3価(A型2株+B型1株)でしたが、今年からB型1株が追加されました。このため昨年よりワクチン価格が値上がりしていますが、予防効果の向上を考えると仕方無いと思います。


私が勤務している医療機関では、基本的にはインフルエンザワクチンは任意接種です。しかし、もし自分が罹患すると周囲に多大な迷惑を掛けるので今年も接種しようと思います。



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