今日は不動産投資における「貧すれば鈍する」についての話をしたいと思います。不動産投資の世界では DIY をすることは 比較的好意的に受け止められています。
その理由は定かではありませんが、不動産投資が一般化した初期の頃のカリスマ不動産投資家の何人かが DIY を推奨していたことが関係あるかもしれません。
昔からの大家さんや地主さんは、基本的には所有物件に不具合が生じたときにも自分の手を汚すことはありませんでした。
このような常識の中で、ゼロから始めた不動産投資家が汗をかいて DIY で物件をメンテナンスしていく様は、見るものに新鮮な感動を与えたことも理由のひとつだと思います。
しかしこのことが原因になって、その後も物件に自分の労働力を注入することが美徳という考えが不動産投資家の間で広まってしまいました。
もちろん、この事に関して全否定するつもりはありません。しかし、不動産投資の最大の目的は利益を得ることです。決して DIY で物件をメンテナンスすることではありません。
不動産投資は経営的な部分が大きなウエイトを占めます。このため、何でも自分でやるというのではなく、適材適所で外注していくのが基本方針となります。
DYI をしていいのは
- プロ並みの技量があって
- 自分がそれを趣味にしている
という場合に限られるべきだと思います。この両者に該当しない人は、投資判断や経営判断するところに特化して、物件のメンテナンスは外注することが望ましいと考えています。
このようなことを言うと、各方面からご批判をいただくことになるかもしれませんが、世の中で勝っていくには、戦術ではなく戦略を考え抜くのが秘訣です。
不動産投資の黄信号
私が不動産投資家として少々危ない状況になってきたと感じるサインは、経費をケチって自分で物件のメンテナンスを行うようになることです。
このような行動をとるのは、二代目大家さんに多いです。ゼロから独力で大きな資産を築いた者は、どのようにして不動産投資というゲームを進めていけば良いのかを知っています。
ところが先代から何の苦労もなく物件を引き継いだ二代目大家さんは物件運営能力に欠けるケースが多く、何をしていいのか分からないため経営状態が悪化しがちです。
そして経営状態が悪化した時に採られがちなのが経費削減なのです。 安易に自分でできることは自分でやろうという考えに至ります。つまり何も考えていないんですね。
例えば、物件のクロス張り替えなどを大家さん自身が施工するようになってくると、その方の行っている不動産投資は黄信号が灯っていると考えてよいでしょう。
自分でやるほうが職人さんに外注するより安価ということは、それだけ自分の経営能力が劣っている証拠であり、経営能力向上が喫緊の課題だからです。
このようなケースでは、自分の時給単価が職人より低いから自分でやってしまおうというのではなく、少なくとも職人の時給単価を上回る程度に経営能力を上げるべきだと思います。
このように不動産投資において美徳とされている「自分で汗をかいて物件を運営する」ことは単なる思考停止であり、不動産投資がうまくいっていないサインだと認識しています。
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