整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

DTJスクリュー

橈骨頭骨折ではDTJスクリュー!

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、橈骨頭骨折の手術を行いました。橈骨頭骨折は骨片が小さいため、内固定の際に一発勝負となることが多いです。このため、内固定材料の選択が重要だと思います。



CT - コピー



今回は、上図のような骨折でした。CT上は粉砕していないようです。橈骨頭骨折としては比較的イージーなタイプですが、一発勝負であることには変わりません。


今回選択したのはメイラのDTJミニスクリューです。DTJスクリューのメリットはこちらで紹介していますが、下記に再掲します。

  1.  ガイドワイヤーがしなりにくい
  2.  セルフタップで挿入できる


今回は、とくに②を重視しました。小さな骨片ではガイドワイヤー刺入後にドリリングすると、転位したり骨片が割れたりする危険性が高まります。



AP - コピー


LR - コピー



術後の画像は上記のごとくです。ガイドワイヤーを至適位置に刺入できると、あとはそのままスクリューを挿入するだけなのでストレスが少ないです。


特にメイラの回し者というわけではありませんが、手の外科領域の小さな骨折に関しては、なかなか良い内固定材料だと思います。







★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


整形外科医なら誰もが所有している骨折治療のバイブルです。豊富な図や画像が提示されており、骨折手術におけるAOの考え方や基本原則を学べます。








DTJスクリュー vs アキュトラック

このエントリーをはてなブックマークに追加

舟状骨骨折で使用する内固定材の代表として、DTJスクリューとアキュトラックがあります。私の施設では、新鮮骨折ではDTJスクリューを、偽関節例ではアキュトラックを選択しています。


DTJスクリューは兵庫医大の田中寿一教授が開発に関わったスクリューで、メイラ株式会社から発売されています。日本の手の外科医師の間ではDTJスクリューを使用する先生が多いです。


DTJスクリューの特徴はガイドワイヤーが1.2mmであることです。アキュトラックのガイドワイヤーは1.1mmなので0.1mm太いだけなのですが、この0.1mmの差が大きいです。


0.1mm太いだけでもガイドワイヤーのしなりが全然違うため、DTJスクリューはアキュトラックと比べてガイドワイヤーのコントロールが容易となります。これは特に背側進入の症例で顕著です。


また、DTJスクリューはセルフタップで刺入できるため手間も少なくて済みます。このように新鮮骨折ではアキュトラックに比べて優位性があると思います。


しかし偽関節手術の場合、残存している舟状骨の骨量によってはDTJスクリューでは充分に掛からないことがあります。これに対してアキュトラックではどこででも骨を捉えることが可能です。


このため、偽関節症例ではアキュトラックの方がより汎用性が高いと考えています。DTJスクリューとアキュトラックの比較をしましたが、先生方の見解はいかがでしょうか?



             ★★ 管理人お勧めの医学書 ★★
 


広島大学名誉教授の津下先生による、手の外科における必須の医学書です。
特に、「私の手の外科」は津下先生直筆のイラストが豊富で、非常に分かりやすく
実践的な医学書です。




                                                   

                                        
            
手の外科の実際                       私の手の外科―手術アトラス








アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル
医師のための 金融資産形成術
医師のための金融資産形成術

タダで自宅を手に入よう!


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。