整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

EULAR

EULAR recommendations 2016

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先日、母校の関節リウマチの先生の講演を拝聴しました。
内容はEULAR recommendations 2016でした。


EULAR recommendations 2013との違いを説明していただきましたが、治療推奨6ではPhase1において、MTXに加えてステロイドの併用を強く推奨されるようになりました。


ステロイド投与は、MTX (csDMARD) 開始時や変更時に、30mg程度の量を静脈注射もしくは筋肉注射で投与して、臨床的に可能な限り短期的に減量することが望ましいとのことでした。


特に静脈注射もしくは筋肉注射のステロイドの短期使用が推奨されたのは、MTXの効果発現までの時間をステロイド投与でカバーする目的だそうです。


私はリウマチ専門医を保持しているものの、本職は関節外科医ということもあり、EULAR recommendations 2016をフォローしていませんでした。お恥ずかしいかぎりです。


今回の改訂ではMTX、ステロイド、bDMARD(生物学的製剤)、tsDMARD(JAK阻害薬)の役割が増した一方、MTXを除くcsDMARDが退潮しました。






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関節リウマチ: EULAR recommendation 2013

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2013年のEULARは、スペインのマドリードで6月12日~15日の日程で開催されました。
今回のEULARでは、2010年以来の改訂となるEULAR recommendation 2013が発表されました。


EULAR recommendation 2013


・ 寛解もしくは低疾患活動性の目標を目指すべき
・ 疾患活動性を頻繁(1~3ヶ月ごと)に観察する
・ 治療開始から3ヶ月で改善が見られない / 6ヶ月で目標を達成できない場合は治療方針を見直す

1st line
・ 従来型DMARDs単独・併用を推奨
・ MTXが第一選択
・ MTXが禁忌あるいは早期不耐容例ではSASPまたはLEFを単独もしくは併用
・ ステロイドは、低用量および6ヶ月以内で早期に減量する

2nd line
・ 他のDMARDsに変更・追加
・ 予後不良因子(抗CCP抗体価高値、高疾患活動性、早期の関節破壊)がある場合には生物学的製剤を追加
・ 初回の生物学的製剤にはTNFに加えてABAやTCZも追加

3rd line
・ 他の生物学的製剤、JAK阻害薬を考慮


上記が要約ですが、概ね私達が日常診療で行っていることと大差はないように思います。



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