最近、外国人ツーリストの時間外受診の問い合わせが多いです。
宿泊先のホテルからの電話で、夕方以降に多い印象です。


従来は欧米系の旅行者がメインだったのですが、最近ではアジア圏からの旅行者が多くなってきました。彼らの問題点は、日本語も英語も分からない方が多いことです。


ホテルからの問合せの場合、通訳が付かないことがほとんどです。日本語はもちろんのこと、英語もカタコトしか話せない旅行者の対応は、非常に時間がかかってしまいます。


忙しい臨床業務の合間に、そのような外国人旅行者の対応は勘弁してほしいのが本音です。しかし、ひょんなことから言語の問題は簡単に解決できることに気付きました。


それは、Google翻訳を使うことです。2年ほど前までは、まだまだ実用に耐えることのできない、お粗末な翻訳機能しかありませんでしたが、最近では実用に耐えうるレベルに向上しています。


このことに気付いたのは、私が所有・運営している宿泊施設での外国人スタッフとのやりとりの際でした。私は、Facebookの「秘密のグループ」上でスモールビジネスを運用しています。




555 - コピー




上記は、チェックイン時にカードリーダーのトラブルが発生した際の、外国人留学生スタッフと私との間で交わされたやりとりです。このケースで、私はGoogle翻訳を用いて対応しました。



オンラインのチャットで協議する際には、日本語であっても文章を推敲しながら慎重に進めていく必要があります。状況を正確に把握して、論理的に協議する必要があるのです。


しかし、私程度の語学力(TOEIC 740点)では、自分の知っている英語の型に当てはめてしまうため、伝えたいことの核心がぼやけてしまいます。


日本語で考えた論理的思考を正確に伝える手段として、Google翻訳が威力を発揮しました。この経験から、外来のモバイル環境を整備することで、外国人対応が可能なことに気付いたのです。


Wi-Fiが使用できれば、外国人旅行者のスマートフォン端末のGoogle翻訳+音声入力機能で、容易にコミュニケーションをとることができます。これは結構使えるTIPSだと思いませんか?


※ もちろん、医療機関サイドで端末を準備しておくとスムーズだと思います。




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