整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

Kinectiv

THAの術後患者さんには和式トイレのみ控えてもらっています

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今日は、午前の外来後にTHAの手術説明を行いました。
いつもは自己血貯血後に休んでもらいながらお話させていただいてますが、今日は臨時手術が入ったため急遽外来後に時間を変更させてもらいました。


THAの術前説明では、脱臼肢位について説明します。昔は結構シビアな話をしていましたが、最近では唯一禁止しているのは和式トイレのみです。実際、現在の病院でTHAを200例ほど施行していますが、まだ初回手術での脱臼例はありません。


脱臼がほとんど無くなった理由としては、下記を考えています。

① 骨頭径が大きくなったこと (22.225mm ⇒ 28~32mm骨頭)
② 術前の体位設定を透視下におこなっているため、極めて正確なカップ設置が可能になった 
③ 大腿骨頚部過前捻症例(>40度)に対してはS-ROM-Aを、30~40度の症例ではkinectivなどのネックチェンジャブルタイプの機種を選択している
④ アプローチを含めた術式の向上


THAの手術説明では「和式トイレだけ控えてください」と説明するだけなので、こちらも気楽です。





       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
    初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                                    人工股関節全置換術



若年者に対するTHA

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今日の午前は、人工股関節全置換術(THA)でした。
今日の方は30歳台前半の若年者ですが、両側の末期変形性股関節症でした。


画像だけをみせられると、股関節外科医なら全員がTHAの適応と言うと思いますがやはり年齢がネックです。痛みが高度であり日常生活での支障が大きいので、何らかの手術は必要です。


10年前の私であれば、キアリ骨盤骨切り術(Chiari pelvic osteotomy)を選択したと思います(本症例は外反股なのでBombelli外反伸展骨切り術は不要です)。現在でも久留米大学の先生方であればキアリを選択されると思います。


また、名古屋大学の長谷川先生ならチャレンジングですが、寛骨臼回転骨切り術(RAO、名大ではERAO)を選択されるかもしれません。


しかし、タイムセービングと割り切っても骨切りでは、本症例に関しては10年程度しかもたない可能性が高いです。更に骨盤に一度侵襲を加えるとTHAの際に操作が難しくなります。


いろいろと検討しましたが、highly cross linked polyethyleneで安定した長期成績のでている
Durasul
®を最終的に選択しました(つまり、ZIMMERのConverge cup+Kinectiv)。


20年後の50歳台で再置換、そのころの人工股関節全置換術の更なる発展を期待します。この方の人生において、一度の再置換術で済みますように・・・。

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