今日の午前は外来でした。ゴールデンウィーク明けで激混みでしたが、患者さんも心得たもので騒ぎ出すような方はいらっしゃいませんでした。


連休中にスポーツをやり過ぎたらしく、Osgood病の中学生が膝痛で受診しました。型どおりストレッチを指導しましたが、差しあたっての痛みに対して装具を処方することにしました。


小学生ぐらいならテニス肘用のサポーターを処方することがありますが、さすがに中学生になると膝関節周囲が大きいのでテニス肘用サポーターでは長さが足りません。


Osgood装具は7000円程度と高価な割にはバルキーで使用しにくい印象があるので、いきなり初回からは処方しないようにしています。その代わりに私はテーピングを指導します。


アンカー無しのフィギュアエイト風のテーピングでも結構除痛効果があります。これでしばらく様子を見て、テーピングが面倒であればそこで初めてOsgood装具を勧めるのです。


どちらがいいのかは今でも分かりませんが、Osgood装具を処方してもあまり効果が無いと申し訳ないので慎重に治療を進めていくようにしています。


ちなみに整形外科医なら、テーピングの基本的な巻き方は知っておくべきだと思います。私の持っている本は古いのでお勧めしませんが、アマゾンで「テーピング、本」と検索して、理論や基本手技が記載されている書籍を購入すれば良いと思います。