相互リンクいただいている 整形外科 論文ナナメ読み で興味深い記事がありました。以下に一部を転載させていただきます。




20180829CORR No Clinically Important Difference in Pain Scores After THA Between Periarticular Analgesic Injection and Placebo: A Randomized Trial


背景

術後鎮痛を目的とした関節周囲への鎮痛剤の注射は様々な整形外科手術で行われている。しかしながらTHA術後でそういった関節周囲への鎮痛剤注射(PAI)が有用かどうかは不明である。



目的

二重盲検無作為割付試験。一期的両側THAの患者を対象。プラセボとPAIを比較。



結果

PAIの注射、またはプラセボによる臨床的な違いは認められなかった。ただし24時間後のVASはPAIで有意に低い値を示した。合併症に差はなかった。



結論

PAIはTHA術後の鎮痛に臨床的に有意な違いが出るというほどのものではなかった。




がみたけ先生と同様に、私も、PAIはTKAでは有用ではあるものの、THAではどうなのかな? と思っていました。


特に有害事象が多発することは無さそうですが、やはりTHAではTKAと比較して、PAIは有用とは言い難いようです。


私の個人的な感覚では、股関節は膝関節と比較して知覚が鈍であり、もともと疼痛に対して耐性があることが原因のひとつではないかと考えています。






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初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です