昨日は、健診でPET-CTを受けてきました。
目的は、全身のがん検診です。


以前のブログに書きましたが、私は生活習慣病に関しては年2回は職員健診を受けているので、少なくとも治療が必要なレベルの疾患は無いことを把握できています。


残るは癌なのですが、全身の癌を一網打尽に発見するスクリーニングとしては、やはりPETが第一選択です。スクリーニング目的のPETは保険適応でないため検査費用は自費となります。


最近ではPETを導入している施設が多いため価格競争が発生しており、
安ければ8万円程度でPET-CTを受けることができる施設もあります。


インターネットで調べた限りでは、全国的にみて7万円台が最安値のようです。
しかし、私の居住地域では軒並み10万円を超えていました。


PET健診の費用に関しては、需給関係のためか都心部で高く、地方になるほど安くなる傾向にある印象でした。そこで隣の県のPET健診を調べると、8万円前後が相場のようでした。


自宅から徒歩圏内にある画像センターが10.5万円で、自動車で1時間ほど掛かる隣の県の病院は8万円だったので少し迷いました。


結局、夫婦で受けるため両施設の差は5万円となります。往復2時間で5万円の差は大きいと考え、ドライブがてら隣の県の病院でPET健診を受けることにしました。


午前のPET健診だったので当日は絶食でした。問診後に地下のPETエリアに移動してFDGを静注してもらいました。鉛入りガラス越しに、看護師さんがFDGを注入したのが印象的でした。


FDG静注後は60分ほど薄暗い部屋で横になりました。その後25分かけて撮像を行います。検査はあっけないほど簡単に終了しました。これは楽で良い検査ですね。


PET-CTのデータは放射線科医師の読影レポートと一緒に1ヶ月後に郵送されてくるのですが、昨日は特別にデータをCD-Rに焼いていただいて来ました。


昼食を食べながら自分のPET-CTの画像を拝見しましたが、なかなか興味深かったです。夕方に大学からMRIやCTの読影に来ている放射線科医師に読影してもらいました。


謙遜かもしれませんが、PET-CTの読影技術は少し特殊で経験値が必要なため、PET-CTを受けた病院の放射線科医師の読影の方が信頼がおけると思います と言われました(笑)。



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