整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

PHN

術前の帯状疱疹予防法は?

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先日、人工股関節全置換術(THA)を施行しました。
OA自体は特に問題ありませんが、殿部に帯状疱疹後神経痛(PHN)を罹患していました。


PHNの痛みはリリカで充分にコントロールできています。しかし、手術によって免疫力が低下した場合には、術創部に帯状疱疹を併発する可能性があります。


術創部に帯状疱疹を併発した場合、術創部に水疱形成して感染の原因となり得ます。米国ではZOSTAVAXという帯状疱疹ワクチンが承認されており、60歳以上の方に接種されています。


日本では未承認なので帯状疱疹ワクチンを接種できませんが、みずぼうそう予防の水痘ワクチンでも帯状疱疹の予防効果が充分に期待できるそうです。


一方、術後の帯状疱疹併発予防にゾビラックス等の抗ウイルス薬を術前投与することも検討しましたが、さすがにやり過ぎだと思いこちらは断念しました。


幸い、術後に帯状疱疹を併発すること無く無事退院することなりましたが、水痘ワクチンを接種したからと言って完全に帯状疱疹併発を予防することはできません。


結果オーライだったのですが、今後このような症例に遭遇した場合にも今回と同じ対応でよいのか自信ありません。どなたかご存知の方がいらっしゃれば御教示いただきたいものです。



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    初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                                    人工股関節全置換術



高校生の帯状疱疹?

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今日の午前はアルバイト先での外来でした。
高校生の男子が、2週間前から続く背部痛を主訴に初診しました。


高校生の背部痛?と思って背中を観察すると、右背部に発疹を認めました。痂皮化しているものが多く、発症からの経過からも帯状疱疹であることは明白でした。


ご本人もご両親も右背部の発疹には全く気付いていなかったようで、「本当に、ぶつぶつがいっぱいありますね~」と気楽な様子で感想を述べていました。


現在、発症から2週間少し経過していますが、帯状疱疹部の痛みが軽快しないようです。既に抗ウイルス薬を投与するべき時期は過ぎているので、鎮痛剤処方がメインになると思います。


しかし、このまま帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行しても困るので、皮膚科専門医を受診するように説明しました。何名かPHNの患者さんをフォローしていますが、本当に症状が辛そうです。


まだ若くて体力もありそうなのでPHNに移行する可能性はさほど高くないと思いますが、皮膚科専門医でない私がフォローしていてPHNに移行するとトラブルの種になるかもしれません。


それにしても帯状疱疹は中・高齢者の疾患だと思っていましたが、高校生のような若年者にも発生することに驚きました。やはり視診も大事であることを再認識しました。



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 一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。


                      

 症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け―経験とエビデンスに基づく適切な処方





姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。


                       


       類似薬の使い分け―症状に合った薬の選び方とその根拠がわかる



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