整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

PLDD

PLDD医療機関の現状に憂慮

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先日、PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)の術後合併症の相談を受けました。症例自体はかなりミゼラブルで非常に気の毒な状況です。


ご存知のように、PLDDは保険診療ではありません。合併症が多発しており、全国に悪名を轟かせていた大阪府の M病院(今は存在しません)は多数の訴訟を抱えていたそうです。


今でも PLDDを施行する医療機関はあるようですが、これらの中でネットなどで「日帰り」「低侵襲」をウリにして全国から集患しているところは要注意だと思います。


今回の症例もそのような医療機関で PLDDを施行されましたが、術前に画像をみるだけで PLDD施行する当日が初診という方式でした。


数をこなすことに重点を置いているようで、まともに術前の検討が行われた形跡がありません。しかも、合併症を併発すると近隣の基幹病院へ丸投げするという荒業を行っています。


普段、あまり他の医師の診療方針についてとやかく言うことは無いのですが、さすがに医師としての倫理観の欠如が著しいため要注意の医療機関であると認識しました。


試しに Googleのシークレットモードで PLDDを検索すると、Google Adwordsの上位に表示されました...。おそらく膨大な広告費を投入して全国から集患しているのでしょう。


PLDDが医療と言えるかどうかは微妙ですが、このような営利最優先の医療機関が跋扈している PLDD界隈の状況はいかがなものかと感じました。






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PLDDって、まだあるんですか!?

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今日の午前はアルバイト先の外来でした。
腰痛や下肢痛で困っている方が多く、今日もたくさんの腰椎疾患患者さんが来院されました。


その中のひとりに腰椎椎間板ヘルニアの方が居ました。半月前から症状が増悪して日常生活での制限が大きいため、インターネットでいろいろ調べた上で紹介状目的で受診されました。


その内容に驚いたのですが、何と紹介先として希望されているのがPLDD(Percutaneous LASER Disk Decompression: 経皮的レーザー椎間板減圧術)のクリニックだったのです!


未だにPLDDを看板に掲げているクリニックがあることに驚きました。その悲惨な長期成績を知っているだけにさすがに紹介はお断りしましたが、「切らずに治せる」は魅力的なのでしょうね・・・。


この患者さんの情報源も患者さんの体験談や芸能人の情報(?)がほとんどで、まともな整形外科専門医もしくは脊椎外科専門医の情報はほぼ皆無でした。


試しに「PLDD」で検索してみると、出るわ出るわのPLDD賛歌のオンパレードです・・・。整形外科医や脊椎外科医の常識とインターネットでの常識(?)は180度異なることに気付きました。


この状況はかなりアブナイと思いませんか?「なぜ、国が保険適応を認めていないか理由を考えて下さい」と言っても、ネットが得られる情報がこれだけ歪んでいるとどうしようもないです。


インターネットの世界では未だに魑魅魍魎な情報が跋扈しています。この方に仙骨ブロックを行ったところ、かなり症状が軽快して喜んで帰院されましたが少し複雑な気持ちです。


インターネットの影響力の大きさを改めて実感しましたが、医療に関しては悪貨が良貨を駆逐している印象を受けます。日整会や脊脊学会主導で何とか現状を打開して欲しいものです。




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