日経新聞で考えさせられる記事がありました。
JRが外国人パスを大幅値上げ 訪日客価格、手本は途上国 です。
10月1日、JRグループが大幅値上げを実施する。購入方法によるが、上昇率は普通車で49〜69%、グリーン車56〜77%になる。ただし一般の日本人はほぼ関係ない。対象は訪日観光客が買える全国乗り放題の「ジャパン・レール・パス」。売れ筋の7日間用だとこの上げ幅になる。今の7日券の店頭価格は東京・大阪間の新幹線往復と大体同じ。
この部分を読んだだけでは、ふ~んという感覚しか抱きません。しかし、記事を読み進めると、冒頭とは全く異なる風景が見えてきます。
コロナ禍前は、日本はアジアからの観光客の過剰な訪問に悩んでいました。しかし、現在では極度の円安も相まった外国人観光客の経済力と需要のため価格上昇に悩んでいます。
この問題の解決策として、外国人客向けには高い価格を設定して収益を増やし、地域インフラの維持と需要調整に貢献する二重価格制度が提案されています。
「二重価格制度」は、新興国や発展途上国の専売特許でした。アジアやアフリカの国を旅行すると、ツーリスト価格と現地人価格が異なる例が多いです。
例えば、8月に行ったタンザニアでは、飛行機代がツーリスト価格と現地人価格の2本立てでした。ツアー料金は当然のごとくツーリスト価格です。
外国人と同じ価格設定にすると、現地人がほとんど利用できなくなるのが理由です。そしてその二重価格が、遂に日本でも検討され始めました。
たしかに、欧米、産油国、アジア新興国の一人当たりGDPは、日本の1.5~2倍ある国が多いです。これだけ所得に差があると、まともに渡り合えないのが現実でしょう。
この問題の解決策として、外国人客向けには高い価格を設定して収益を増やし、地域インフラの維持と需要調整に貢献する二重価格制度が提案されています。
「二重価格制度」は、新興国や発展途上国の専売特許でした。アジアやアフリカの国を旅行すると、ツーリスト価格と現地人価格が異なる例が多いです。
例えば、8月に行ったタンザニアでは、飛行機代がツーリスト価格と現地人価格の2本立てでした。ツアー料金は当然のごとくツーリスト価格です。
外国人と同じ価格設定にすると、現地人がほとんど利用できなくなるのが理由です。そしてその二重価格が、遂に日本でも検討され始めました。
たしかに、欧米、産油国、アジア新興国の一人当たりGDPは、日本の1.5~2倍ある国が多いです。これだけ所得に差があると、まともに渡り合えないのが現実でしょう。
そして、日経の記事では、日本の観光業は外国人観光客をターゲットに成長し続ける新興国や途上国から学ぶ場面が増えるでしょうと結んでいます。
ソフトな物言いですが、要するに先進国ではなく途上国の立場で立ち振る舞う必要がありそうという非常に厳しい現実を突きつけられているのです。
実は、私もこの件については数年前から問題意識を持っていました。しかし、公然と議論されることは無いと思っていました。日本人のプライドを著しく傷つけるからです。
しかし、特に外国人が大量に流入しているエリアでは、彼我の経済力の差のために生活が圧迫されているのは動かしがたい事実です。年収1000万円では生活苦すら感じる...。
肌感覚では、年収2000万円の勤務医年収程度では、外国人の間では中の下ぐらいでしょう。そして、このまま円安が継続すると、ますますこの動きが顕在化しそうです。
やはり根本的にこの問題を解決するには、経済力を高めて日本人全体の購買能力を上げるしか方法が無さそうです。なかなか厳しい時代になってきましたね...。
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