整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

THA: 経皮的股関節内転筋腱切離術のポイント

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今日の午前の手術は、人工股関節全置換術(THA)でした。
臼蓋形成不全が中~高度の比較的若年の患者さんでした。


術前から股関節の内転拘縮が高度で外転角度が0度でした。麻酔下でも術前は10度程度しか外転しませんでした。手術が終了した時点で再度計測しましたが、やはり10度しか外転しないので内転筋腱切離術を追加することにしました。


内転筋切離術は、股関節外転時に鼠径部に索状に触れる拘縮した内転筋を切離する手術です。昔は内転筋腱直上に皮膚切開を加えて直視下に切離していました。最近では、経皮的に施行するようにしています。手順は、下記のとおりです。


 ① 患肢を股関節伸展0度、膝関節屈曲90度にして手術台から垂らします
 ② 内転筋腱を触知(皮膚上に索状物として見えることが多い)して位置確認
 ③ 消毒後、滅菌手袋を履いて18G針で切離します
 ④ 具体的な手技は、手指の
経皮的腱鞘切開術に準じます
 ⑤ ポイントは、可能なかぎり恥骨側で切離することです
 ⑥ 助手に股関節を外転してもらい、20度まで外転できるようになった時点で終了します


私の内転筋腱切離術の手術適応は、術後の麻酔下でも股関節が10度以上外転しない症例です。術後にも関わらず麻酔下で股関節外転10度未満の方は、内転筋切離術を併用しないと内転拘縮を残してしまう可能性が高いと思います。また、K-025で4410点取れるので、病院経営的にも適応があれば推奨できると思います。




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    初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    
                                    人工股関節全置換術



書評: 超音波で分かる運動器疾患

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整形外科領域において、超音波検査の重要性は高まる一方です。もともと肩関節や小児領域ではメジャーな存在でしたが、関節リウマチにおいて超音波検査の重要性が認識されたため、整形外科医にとって超音波検査の技術は必須となった感があります。


しかし、器機の進歩や技術の向上が早く、忙しい整形外科医が超音波検査の習得に取り組み始めるのは少しハードルが高いと思います。できるだけ最短で超音波検査を習得するためには、良質な教科書は必須です。『 超音波で分かる運動器疾患 』 は、そんな整形外科医のニーズにぴったりの書籍です。



                    



           
超音波でわかる運動器疾患−診断のテクニック



アトラス的な書籍が多いなかで、実際に臨床で使うときの異常所見や注意点等がていねいに記載されています。また、日常診療で必要な解剖の知識もコラムにまとめられており、超音波所見と対比して読めるので非常に有用です。


『 
手にとるようにわかる関節リウマチの超音波検査 』 と甲乙つけがたいですが、関節リウマチ以外の整形外科領域でも超音波検査を使用したいと考える方には、『 超音波でわかる運動器疾患 』 に軍配が上りそうです。


もちろん、関節リウマチで超音波検査を使用したい方は、『 
リウマチ診療のための関節エコー撮像法ガイドライン 』  もしくは、『 手にとるようにわかる関節リウマチの超音波検査 』 も購入する方が良いと思います。


ギプスシーネの折り返しを無くす工夫

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昨日は出張先で外来でした。出張先の病院は救急病院なので、骨折整復やギプス・シーネ固定をほぼ毎日のように施行しています。


オルソグラスのようなギプスシーネを使用する場合、シーネの端は中のファイバーグラスがチクチクするので、折り返すことが多いと思います。


もちろん、中のファイバーグラスを取り出して水で濡らしてから再度フェルトパッドに戻して長さの調節をしてもよいのですが、時間に余裕の無い外来の現場では結構手間です。


最近、私は内部のファイバーグラスのみに水をかけ、フェルトパッド越しにバスタオルで水切りをしてから、省略化のためにフェルトパッドの端を引っ張って伸ばすことによってファイバーグラスの断端を覆うようにしています。


この作業をすることでギプスシーネの端を折り返す必要がなくなります。折り返しの分だけ少し節約になることと、ギプスシーネの端がバルキーになることも防げるので一石二鳥です。


ギプスシーネ作成後の見栄えが良く、簡便に施行できる方法なのでお勧めの方法です。



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  初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


                   
    

          
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