今日は整形外科とは関係ない書評です。
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
2007年初版で少々古い本ですが、内容は斬新でした。
ベストセラーになったのもうなずけます。
私の視点で内容を要約します。
・ デブの原因は体質云々ではなく、純粋に摂取カロリーが多すぎることである。
・ 1日あたりの摂取カロリーを1500Kcal以内に抑えると、体重がどんどん減ってくる。
・ このためには、間食も含めて摂取する全ての食べ物のカロリーを記録する(=レコーディングダイエット)
・ 最近はコンビニや外食でもカロリー表示されているので記録は比較的容易
・ カロリーが分からない食べ物はネットで調べる
・ 1日の摂取カロリーを1500Kcal以内に抑えればよいので、比較的好きなものを食べることができる
・ 要は、摂取カロリーの足し算をして1500Kcal以内に抑えれば、何を食べても良い
・ 満腹感は食後10分程度で感じるので、食事中に腹8分でも食後には満腹感を得ることができる
・ 分からないときは詳細なデータを集めるに限る
栄養学的な視点の詰めは少々甘いですが、コロンブスの卵的な発想の転換を得られるかもしれません。ダイエット本というよりは、自己管理の本だと思います。
このような素晴らしい知識と経験を、たった700円ちょっとで購入できるのは驚きです。
読書はコストパフォーマンスに優れた投資対象ですね。