整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

思春期女性の前足部痛

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今日の午前中は外来をしていました。
土曜日は学生が押し寄せてくるので、普段と異なる疾患が多いです。


第2ケーラー病(Freiberg病)も学生にときどき発生する骨疾患のひとつです。
思春期の女性の第2中足骨頭に好発し、原因は不明です。
現在では外傷説が有力で、中足骨頭骨折が見逃されたものである可能性を指摘されています。


思春期の女性の明らかな外傷の無い前足部痛では、疲労骨折と並んで鑑別診断のひとつに挙げる必要があります。治療はX線所見のステージによりますが、まずは足底板での保存治療を行います。


THAのカップ設置角度を常に正確にする方法

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今日の午前の手術は人工股関節全置換術(THA)でした。
THAのカップ設置角度は、外方傾斜角40度・前方開角20度ぐらいが理想といわれています。
ただ、この設置角度を実際の手術で常に再現することは意外と難しいです。


これをクリアする方法の一つとしてナビゲーションがあります。
しかし、大きな設備投資が必要なことや、レジストレーションの頻雑さを考えると全ての医療機関で導入することは難しいと思います。


私達は、単純X線の両股関節立位正面像に外方傾斜角40度・前方開角20度でのカップ設置することを目指しています。ナビゲーション無しで正確なカップ設置角度を得るために、麻酔導入後にイメージ下に両股関節立位正面像と同じように透視できるように手術台の傾きを調整します。


具体的には透視を使用して下記の調整を行っています。
①骨盤の傾きが床に対して90度になるよう手術台の傾きを調整する
②次に骨盤の前倒れ・後倒れの調整をする
③骨盤の傾斜角(前傾や後傾)を確認して、床にテープを貼付してインプランテーションの際の指標にする


この方法により、ナビゲーションを用いることなく、常に正確なTHAのカップ設置角度を得ることが可能となります。

アプローチによるTHAのインプラント設置角度の違い

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今日の午前は人工股関節全置換術(THA)でした。
大柄な方だったので下肢が重くて大変でした。


アプローチによってインプラント設置角度に微妙な差をつける必要があります。
具体的には前外側アプローチ(AL)では、カップの前方開角およびステムの前捻角をやや抑えます。後外側アプローチ(PL)では、カップの前方開角およびステムの前捻角を強めにつけます。


大腿骨や中殿筋が邪魔をするので、上記をより意識してインプラントの設置を行うべきです。
カップの前方開角は両アプローチともおおよそ20度で、±5度程度の差です。
一方、ステムの前捻角は、AL 10-20度・PL 30-40度程度でしょうか。


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