今日の午前の手術は、人工股関節全置換術(THA)でした。
立位において、かなり骨盤後傾の強い方だったので、
カップ設置角度(特に前方開角)が要注意な症例です。
今日のインプラントはWRIGHT MEDICALのProfemur Z でした。
これはneck changable typeのインプラントです。
カップ設置の際に、術前計画よりも前方開角が少しついてしまいました。
カップの固定性は良好だったのでもったいなかったのですが、
ここは敢えてカップを設置し直しました。
いくらステムがneck changable type でも、許容できる範囲には限度があります。
安定した股関節を得るには、neck changable に頼ることなく、
狙い通りのカップ設置角度を追求するべきだと思いました。
医師会から定期的に送付される書類の中に、新規開業支援セミナーのお知らせがありました。
開業はあまり興味が無かったので、まだセミナーに出席したことはありません。
開業成功の医師に多く共通する事例は下記のごとくだそうです。
1. 開業する年齢は30~50歳代と幅広い
2. 40歳代が最も多い
3. 女性医師の方が、開業後に早く安定軌道に乗っているケースが多い
4. 開業準備は1年前に始める方が多い
5. 開業に必要な資金は運転資金1000万円を含めて4000万~6000万円は最低必要
6. テナント開業の場合、家賃は40万円~50万円を目安とする
7. 最初からできあがったスタッフを採用するより、院長と一緒に働くなかでスタッフ教育することを勧める
8. ホームページの作成は必須
1、2、4、8は納得です。
3 は意外ですが、講師の分析では経済的にひっ迫感が無いのが患者さんに安心感を与えているとのことです。
5 は純粋に医療器機やレセコン導入費のみのようで、不動産は別勘定です。
6 は?です。
小売や飲食店のように目抜き通りに店舗を構える必要はかならずしも無いように思います。医院経営のメリットのひとつは全国どこででも経営が成り立つ可能性があることです。むしろ周囲に強力なライバルが居ない地域を選ぶ方が重要ではないでしょうか?
大家さんの視点では、医院は特上のお客様のようです。同じスペースでも医院には家賃をふっかけるとのことです(笑)。医院ではないですが、知り合いが薬局を開業した際にアドバイザリーを務め賃料交渉しました。賃料を激安(=世間の相場並み)にしたため固定費が下がり高収益のようです。
日常的に他業種の方と接する機会が多いのですが、まだまだ医療業界は恵まれているように感じます。
今日の午前は、外来を早く切り上げて足関節の抜釘を行いました。
本来なら昨年抜去するべき症例ですが、御本人の仕事の都合で今年になってしまいました。
ステンレス製のプレートとスクリューでしたが、若年者のためかスクリューに骨が噛み込んで大変でした。4-5本危なかったのですが、最終的に2本折損しました。
シンセスの折損スクリュー抜去セットを準備していましたが、折損した2本が近接しすぎており1本のみの摘出にしました。今回久しぶりに折損スクリューセットを使用したので、気付きを記します。
・ 手前の皮質はセットのリーマーよりも、3mm 丸ノミで切除する方がスムーズにいく。
・ スクリューのネジ山の間にも固い皮質骨が侵入しているので、3mm 丸ノミ等で丁寧に切除していく
・ ある程度ネジ山の間の骨を摘出してはじめて、抜去用のネジ付きドライバーを使用できるようになる。ネジ山の間に侵入している骨は非常に固いので、そのまま抜去用のネジ付きドライバーを挿入しても噛み込まない。
・ 特に手前はかなり大きな穴があくので、近接している場合には全て抜去しない方が無難
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