今日の午前は外来でした。
関節リウマチの患者さんには4-6ヵ月に一度程度ですが、
エコーで疾患活動性の評価を行っています。


私が、関節エコーの勉強を始めたのは2010年の夏ごろでした。
当時は周囲に関節エコーを施行できる医師が少なかったので、
わざわざ名古屋までセミナーを受講しに行きました。


最近では、かなり関節エコーの手技が広がってきており、
専門医であれば施行可能な人が多いと思います。
身近なリウマチ専門医に教えてもらえるのでうらやましいですね。


整形外科医であれば解剖を熟知しているので、
プローベの当て方だけマスターすれば、すぐに臨床で使えます。
ただ、最初だけは指導してもらった方がスムーズだと思います。


私が外来で施行している関節エコーの手順は下記です。

・ プローベは7.5MHz

・ 使用モードはBモード法およびパワードプラ(PD)法

・ 主に観察するのは
   ①手関節 
   ②示指MP関節 
   ③示指PIP関節 
   ④その他の腫脹・圧痛のある関節

・ 画像表示方法は日整会推奨に準拠 
⇒ 縦断像: 被検者の遠位側が画面の右になるようにする
   横断像: 被検者の右肢内側・左肢外側が画面の右になるようにする
  (つまり、断面を医師側から見るのと同じです)


その2 に続きます。