経済的自由(financial freedom)を目指して その3 のつづきです。


激安価格ではあったのですが、当時の私には現金で購入するほどの資力はありませんでした。したがって住宅ローンは必須だったのですが、工場なので融資を受けることができませんでした。何とかならないかと思い悩んでいた矢先に、ふと妙案を思いついたのです。


銀行の担当者に聞くと登記事項証明書(登記簿謄本)上、建物の”主”が工場なので住宅ローンは不可とのことでした。では、裏にある家屋を”主”に変更すれば融資可能か?と問いただしたところ、工場の面積が約2/3だったので不可とのことでした。


それでは、購入後に工場を解体して庭と駐車場にする念書を提出するのでどうか?と打診したところ、それなら融資可能との承諾を取り付けることができました。この結果を携えて売主さんを訪問して、決済前に登記簿謄本上の建物の主従を変更してもらえるようお願いすることで、めでたく売り工場を住宅ローンを用いて購入することができたのです。


決済後に約束どおり工場を解体して、7台分の駐車場を造りました。ここから入る賃料収入で、住宅ローンの約2/3を賄うことができました。教育環境・住環境・利便性の全てを満たす一等地に、ほぼタダに近い状態で住むことが可能になったのです。このことがきっかけで不動産投資に興味を持つようになりました。


次週の日曜日につづく