五十肩 -その病態と診断・治療から予防まで- その2 のつづきです。
五十肩の病気別治療法
Freezing Phase(炎症期)
疼痛のコントロールを優先
肩関節の安静、肩甲上腕関節内へのステロイド注射
→夜間痛が完全に消失するまでの平均注射回数4.7回
胸郭・肩甲帯の運動(深呼吸)
Frozen Phase(拘縮期)
積極的な理学療法
Thawing Phase(寛解期)
積極的な理学療法
疼痛が強い時期の唯一かつ最も効果的な治療は、肩甲上腕関節内へのステロイド剤と局麻剤の注射である。五十肩の治療で最も重要なのは疼痛管理であり、疼痛さえ管理できれば可動域はむしろ自然に回復してくるし、理学療法にも良く反応する。
菅谷先生は、特に五十肩の治療で最も重要なのは疼痛管理であることを力説されています。
コメント一覧 (4)
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- 2012年11月07日 00:11
- コメントありがとうございます。
一応、プロの端くれなのでこの程度の数字なら簡単に出せます(笑)。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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- 2013年03月12日 20:52
- とても参考になります。
私の主治医はヒアルロン酸注射しかしてくれず、
(既に6回打っても効果なしですが、まだ続けるとのこと)
肩はすっかり拘縮していますが、安静時・夜間に痛みがありこのまま治療を続けるか迷っていました。
ところで、ステロイド注射は骨が弱くなるのであまり回数を打てないといった情報をよく目にします。
もちろん個人差が大きいと思いますが、週一回として何回くらいが目安なのでしょうか。
不躾な質問ですが、よろしくお願いします。
-
- 2013年03月13日 07:26
- コメントありがとうございます
数回のステロイド注射では骨が弱くなることはありませんが、軟部組織の劣化を引き起こします。私の場合、せいぜい年に2-3回程度しかステロイドを使用しません。
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そういうことまで書いて下さってるところって少ないですよね。
参考になりました。ありがとうございました。
只今、リハビリ中(2ヶ月)なのですが、
ようやく疼痛コントロールから卒業できるか、
といった状態で、実はまだまだ不安であります。