五十肩 -その病態と診断・治療から予防まで- その2 のつづきです。


五十肩の病気別治療法

Freezing Phase(炎症期

      疼痛のコントロールを優先
      肩関節の安静、肩甲上腕関節内へのステロイド注射
         →夜間痛が完全に消失するまでの平均注射回数4.7回
      胸郭・肩甲帯の運動(深呼吸)

Frozen    Phase(拘縮期)
      積極的な理学療法

Thawing Phase(寛解期)
      積極的な理学療法


疼痛が強い時期の唯一かつ最も効果的な治療は、肩甲上腕関節内へのステロイド剤と局麻剤の注射である。五十肩の治療で最も重要なのは疼痛管理であり、疼痛さえ管理できれば可動域はむしろ自然に回復してくるし、理学療法にも良く反応する。


菅谷先生は、特に五十肩の治療で最も重要なのは疼痛管理であることを力説されています。