今日の午前は人工膝関節全置換術(TKA)、午後は腱鞘切開術でした。
TKAはあまり気付きが無かったので、腱鞘切開術について記載します。
最近、狭窄性屈筋腱炎に対する腱鞘切開術では、局所麻酔剤でエピネフリン入りキシロカインを使用しています。ターニケットは用いていません。
もともと、透析患者さんのシャント側で、ターニケット無しで手術を行っていました。
しかし、皮下で僅かに出血するだけなので、今では全例ターニケット無しで手術を行っています。
私が研修医の頃は、手指の手術でエピネフリン入りキシロカインを使用するのは禁忌と言われていました。しかし、手指の手術でもエピネフリン入りキシロカインを使用しても問題無いという海外の論文がでてからは気兼ねなく使用しています。
尚、腱鞘切開術ではエピネフリン入りでなくても出血はあまりしないです。ただ、手根管開放術の際には、エピネフリン入りキシロカインを使用する方が無難でしょう。
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