今日は当直明けですが、比較的よく眠れました。
当直終了間際に、病棟の患者さんが転倒されて股関節を痛がるとのことで診察してきました。
単純X線像で明らかな大腿骨近位部骨折を認めませんでした。私が勤務している病院にはMRIが無いので、単純X線像と身体所見のみで骨折の有無を判断しなければなりません。
特に、骨粗鬆症の強い方では不顕性骨折があるので診断に悩むことがあります。身体所見では ①股関節の回旋時痛 ②大腿骨の軸圧痛 ③大転子部の圧痛 の3点で骨折の有無を判断しています。
最も信頼しているのは ①股関節の回旋時痛 で、股関節を内外旋しても痛みが無ければ骨折は無いのであろうと判断しています。更に②と③も痛みが無ければ完璧ですね。
結局、恥骨骨折だったというオチもたまにありますが、大腿骨近位部骨折さえ除外しておけば問題無いかなと思っています。
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